『デクスター』に続け!『ハンニバル』復活キャンペーンをクリエイターも支持

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映画『羊たちの沈黙』で有名なハンニバル・レクター博士の若き日を描いた米NBCのサイコ・サスペンスドラマ『ハンニバル』。2015年に放送されたシーズン3をもって幕を下ろした本作だが、終了してからも番組復活を望む声が絶えない。続編の実現を求めるファン主導のキャンペーンをクリエイターのブライアン・フラーが支持していることがわかった。米Screen Rantが伝えた。

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トマス・ハリスの小説にインスパイアされた本作で人食い殺人鬼の主人公ハンニバル・レクター博士を演じたのは、本作でTVドラマ界での知名度も上げたデンマーク出身のマッツ・ミケルセン(『アフター・ウェディング』『偽りなき者』)。批評家に絶賛され、熱狂的なファンを得ていたが、残念ながら3シーズン以上は続かなかった。

シリーズ終了から約7年が経った現在も続編製作を望む声は止まず、最近では、あるファンがシーズン4の実現を求めてオンライン署名サイトChange.orgにてキャンペーンを開始。これにすぐに反応したのが、クリエイターのフラーだった。嘆願書に署名を寄せたフラーはTwitterでこのキャンペーンを拡散し、数日で5000人近くの署名を集めることに貢献した。HBO Max、Netflix、Amazonプライム・ビデオなどの配信サービスを対象としたこのキャンペーンの主張は以下の通り。

「長い休止期間を経て復活した作品は少なくありません。それが(題材が『ハンニバル』と似ている)『デクスター』のような番組であっても。現在、より多くのストリーミングサービスやLGBTQ+にオープンなメディアが誕生し、『ハンニバル』の続きを描くにふさわしいホームもすぐに見つけられるはずです。キャスト、クルー、そしてファンの準備はできています!」

不気味で残忍なテーマはテレビには不向きだとする声もあったが、妥協せずに高いクオリティを追求したからこそ、わずか3シーズンでもここまで熱狂的なファンを獲得できたとも言えるだろう。シーズン3はクリフハンガーで終わっていたこともあり、ファンが続きを望むのは自然なことであり、ストリーミングサービスやネットワークがこの企画に興味を持ってくれれば、復活する余地もありそうだ。

『ハンニバル』はU-NEXT、Huluにて配信中。(海外ドラマNAVI)

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