脱炭素時代を切り拓く「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド」、新時代のリーダー企業に厳選投資
「脱炭素関連 世界株式戦略ファンド(資産成長型)」と代表的な国際株式の指数「MSCIオールカントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円ベース)」とでパフォーマンスを比較すると、21年12月末現在で設定来のトータルリターンは同ファンドが20.69%に対し、代表的な国際株式指数は15.13%であり、5.56%の差がついている。
このパフォーマンスについて三浦氏は、「株式市場が上下に振れやすい局面だった中、世界的に『脱炭素』の機運の高まりによる関連銘柄に対する期待感がプラスに働きました。また、期待のみならず、投資先企業が良好な業績を発表した事も追い風になったと考えます」としている。期待値の部分では、7月に欧州で「Fit for 55」という脱炭素化を進める具体的な取り組みが発表され、米国ではインフラ投資法案の議会審議が進んだ。
ただ、期待感だけでは株価の上昇は続かない。三浦氏は「私どものテーマ型株式戦略では、テーマの拡大に伴う関連企業の成長性に注目しています。銘柄選定をする上では中長期的な業績成長が重要だと考えているからです。例えば、パワー半導体に強みを有する米国のオン・セミコンダクターや、太陽光発電の効率を高める周辺設備「マイクロインバーター」を手掛ける米国のエンフェーズ・エナジーなどは好業績が評価され、株価が上昇し、設定来のファンドパフォーマンスにプラス寄与しています」と銘柄選択の効果がパフォーマンス押上げに貢献していると語っている。
◆同一カテゴリーファンドとの比較で高いリターンを低リスクで実現した高い運用効率
同一カテゴリーファンドと比較すると同ファンドの高いパフォーマンスが際立つ。同ファンドの過去6カ月(2021年7月1日〜2021年12月末)のトータルリターンは14.88%であり、同一カテゴリーファンドの平均1.90%を大きく上回り、かつトップのリターンとなった。
また、リスク(年率)では、同ファンドは4.68%であり、同一カテゴリーファンドの平均の6.04%を1.36%下回る低い水準だった。
比較期間が半年と短いためあくまでご参考になるが、同一カテゴリーファンドと比較して抑制されたリスクで高いリターンをあげており、パフォーマンスに明らかな差異が生じているのは、同ファンドの銘柄選定の効果を感じさせる。
脱炭素関連ビジネスは、ビジネス経済圏が2020年の385兆円から35年には2,700兆円になると試算されている。これは年率14%成長となり、市場全体の高い成長が期待できそうだ。また、「現在のポートフォリオの加重平均した予想EPS成長率は、向こう3年間の年率換算で約40%という水準になります(2021年12月末時点、主要投資対象ファンドベース)。成長性の高い銘柄を適切なバリュエーションで投資することによって、中長期的にグローバル株式市場よりも高いリターンが創出できると考えます」(三浦氏)としている。
このように、同ファンドは基本的に成長企業に投資するという観点で組入銘柄を決定しているが、産業分野として3つの分野に着目し、投資比率(2021年12月末時点、主要投資対象ファンドベース)は「脱炭素エネルギー関連」に23%、「脱炭素ユーザー関連」に41%、「脱炭素マネジメント関連」に35%という投資比率にしている。運用期間が短いものの、この3つの分野からピックアップした銘柄群のバランスが良く、結果としてリスクが抑えられたポートフォリオを構築できているものと考えられる。
