開会式で話題になったカザフスタン女性旗手 “プリンセス風衣装”の誕生舞台裏とは
デザイナーのイワノワ氏は東京五輪開会式もデザインを担当
4日に国家体育場で行われた北京五輪の開会式。入場行進ではカザフスタン旗手の衣装で登場し、日本のネット上で話題を呼んだ。カザフスタン五輪委員会は公式サイトでデザイナーのヴィオレッタ・イワノワ氏のインタビューを掲載。製作の舞台裏を明かしている。
重厚感あふれるデザインだった。スピードスケート女子のエカテリーナ・アイドワが着用したのは黒地にホワイトとゴールドの刺繍が施され、ドレスのようなロングダウンコート。王冠のような帽子にはファーもあしらわれていた。同じく旗手を務めたショートトラック男子のアブザル・アジガリエフ選手も黒で統一されたダウンジャケットとパンツ。胸元にゴールドの模様が描かれていた。
同五輪委員会は公式サイトに「カザフスタンの旗手のアイドワとアズガリエフが北京五輪の開会式に歴史的な姿で現れた」と見出しを打って特集。昨夏の東京五輪に続き、今大会開会式もデザインを担当したイワノワ氏のインタビューを掲載した。
カザフスタンの伝統的装飾品の「コシュカル・ミューズ」を使用したデザインについて、イワノワ氏は「旗手の衣装は自分の国の伝統と文化を具現しなければならないと考えることになっています。そしてそれが我々の主要な課題になりました」と舞台裏を明かしている。
制作に携わった職人は20人
スケッチ(下地)から完成まで3か月を要した衣装。携わった職人は20人だという。厳しい寒さを考慮しなければいけない冬季五輪の衣装ならではの難しさも語ったイワノワ氏。その点で、制作は東京五輪時より難しかったという。
また、同サイトは旗手を務めたアイドワのコメントも掲載。旗手を務めた誇りをこう表現している。
「カザフスタン代表チームの旗手であることは大きな栄誉。開会式で私が感じていたすべて感情を伝えるのは難しい。選手の入場行進でチームを導いて行くことは興奮や誇らしい気持ち、歓喜があります。全く驚くべき何かです。特に、私たちにそれほどたくさんの注目があった時は。みんな私たちの姿に惹きつけられました。衣装が文字通りみんなに評価されてうれしいです」
東京五輪開会式でも、陸上女子三段跳びのオルガ・リパコワがプリンセスのような民族風の衣装で登場し、ファンの視線を釘付けにしていたカザフスタン。舞台を北京に移しても、その輝きは異彩を放っていた。
(THE ANSWER編集部)
