(写真左から)三松真由美さん、小笠原祐子さん、高林裕果さん

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 閉経後に起こる症状にはいろいろあるけれど、実はSEXでも変化が。せっかく妊娠リスクがなくなったのに、楽しめないのは人生損しているようなもの。身体の変化と対策案を知って、素敵なSEXライフを手に入れて!

【写真】85歳の世界最高齢のセクシー女優・小笠原さんの出演作品

【Part1】まずは知ろう! 閉経後のアソコは?

 火照りや肩こり、不眠などの更年期障害のことは友達同士で話題になるけど、アソコについてはちょっと聞きにくい……。

「閉経後の変化で最も代表的なのが、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの大幅減少。肌にハリや潤いがなくなるのもこれが一因です。そして膣内部も同じく乾燥しやすくなります」

 そう語るのは膣衛生協会代表を務め、フェムケアの製品開発にも携わる高林裕果さん。

「膣内部が乾燥すると、かゆみだけでなく異臭を放つことも。また、細菌を排除する力も低減するため、病気になるリスクも高くなります。さらに潤い不足の膣内は粘膜が硬くなってしまい、場合によっては萎縮してしまいます」(高林さん、以下同)

 やはり閉経後のアソコにはさまざまな変化が訪れる様子。では、SEX時のアソコも濡れにくくなってしまうというウワサは事実なの?

「個人差があるので、決して濡れなくなるということではありません。ただ、多くの人が濡れにくくなって悩んでいるのは事実です。中でも閉経前からセックスレスになっている人は要注意。長い期間膣内に十分な潤いを与えていないので、性的快感にも反応しにくい状態になっています」

 やはりウワサは本当だった……! あまり濡れていない状態で男性器を挿入されたら、気持ちよさなんて間違いなく皆無。ただただ痛みに耐えるだけで、SEXがイヤになってしまう。このような事態を防ぐためにはどうすればよいのか。高林さんに聞くと、日ごろからのケアが重要なのだそう。

「できれば専用のソープを使って清潔にするのがベストですが敏感肌用洗顔料でも大丈夫。指でていねいに洗う習慣をつけましょう。さらに清潔感を保つためには、毛の処理も効果絶大。毛に付着した不純物は膣内トラブルの原因になることもあるので、VゾーンだけでなくIゾーンも脱毛するのが理想的です」

 そして高林さんがいちばんにオススメするのがオイルマッサージだ。

「指にオイルをつけて第1関節から第2関節くらいまで膣内に挿入して、内部をよくもみほぐします。膣内に指を入れられない人は、膣周辺にオイルをつけるだけでもOK。続けるうちに乾燥が解消され、徐々に濡れやすい状態に変化します。また、血行も促進されるので、冷え性や代謝アップにもつながって一石二鳥ですよ」

 そう語る高林さんのお肌は40代にしてつるっつる。アソコのケアでキレイ度もアップ!? もちろん閉経後からでも、アソコの改善は望めるそう。まずは日々のケアから始めてみよう!

●アソコのケアは専用アイテムを使うのがベター!

 高林さん監修のケアブランドCITUCAのアイテムで日々のアソコ磨きを。

・ケアソープ(120ml)3190円…ぬるま湯でよく泡立ててから、指の腹を使って洗浄。
・ケアオイル(20ml)3410円…2〜3プッシュが適量。デリケートゾーンまわりにやさしくなじませて。

*CITUCA(ちつ花)https://www.glad.tech/

【Part 2】ごぶさた脳に活! SEXY脳をつくるべし!

 閉経後の濡れにくいアソコ。ケアはもちろん大切だけど、やっぱりいちばんの解消法はSEXをすること! だけど

「閉経後“ビックリするくらい濡れなくなった”と悩む女性が多いです」

 と、教えてくれたのは夫婦仲カウンセラーとして活躍中の三松真由美さん。

「過去のセックス事情により、性欲自体は衰える人、そうでない人がいます。別に感度が悪くなったわけではないし、愛撫は気持ちいい。だけど、濡れない。これだと気持ちがつらいですよね」

 SEX自体が苦痛になってしまう可能性も。

「まずはローションを使って対処をしてもいい。ただ“これまでどおりの受け身の姿勢ではダメかも”という危機感は必要です。私はそういう場合、セルフトレーニングをオススメしています」

 日々の努力で濡れる身体はつくれる、と教えてくれた三松さん。では、具体的にどのような行動をすれば?

「濡れにくい人の大半は、マスターベーションをしない。まずはマスターベーションを習慣化させること。最近では海外セレブも公言するようになっていますから、恥ずかしがる必要なんてありません」

 そしてマスターベーションの際に大切なのが、自分が望むシチュエーションを頭に思い描くこと。つまりは妄想!

「私はこれを“SEXY脳”と呼んでます(笑)。自分の性癖を知るうえでも、すごく重要なことだと思います」

 自分史上最高のSEXを思い出したり、レディコミのエッチなシーンを参考にしたり、とにかく自分の“やる気スイッチ”を入れるべし! ちなみに三松さんの友人には“男子高校生に体育館倉庫に呼び出されて、無理やり……というシチュエーションに萌える”という人もいるというので、性癖はそれぞれだ。自分でなかなかイケない人は、セルフプレジャー(自慰)グッズを使うのもオススメ。

「ローション、SEXY脳、グッズなどを駆使して、自らの性欲と感度を高めたら、最終的には自らパートナーを誘う勇気を持って」

 いまの時代、女性のSEXは常に受け身ではない。

「こちらから誘ってもいいんですよ。もちろん相手の“やる気スイッチ”を入れるために、シチュエーションづくりにもこだわってみて」

 一緒にAV鑑賞したり、ラブホテルに行くなど、マンネリ化を避けることは大事だそう。とはいえ、セックスレスが長かった人の場合、これらの条件は少しハードルが高い可能性も。そんな人は、まずはスキンシップを心がけることから始めよう。

「外出時に手をつなぐなど、肌に触れ合う時間を増やしていくだけで、SEXしたい気持ちが少しずつ高まります。最初の一歩さえ踏み出してしまえば、意外とすんなり習慣化できますよ」

 閉経後もSEXライフを楽しむためには、日々の積みかさねあるのみ!

●オススメAction

・SEXY脳を鍛える
 自分がセックスしているシーンを考えただけで、アソコが熱くなるような妄想力を身につけて!

・やる気スイッチを把握する
 自分の性癖、感じやすい部位を理解すること。レディコミ、グッズなどを駆使するのもアリ!

・ パートナーは『誘う』くらいの気持ちで
 受け身ではなく、したくなったら自ら誘う。素直に自分の欲求を伝えれば、パートナーも大喜びするハズ。

●初心者にもオススメのセルフプレジャーグッズはコレ!

 三松さんもお気に入りの通販サイト『ラブコスメ』で購入可能!

・ラブデビューシリーズ メシベ 2400円…未経験者にピッタリの小ぶり(直径1.5cm)サイズで携帯にも便利。商品クチコミには「夫の指も痛くて入らなかったのに、ガクガク震えるほど快感が」など、喜びの声が! 処女にもオススメ。

*ラブコスメ https://www.lovecosmetic.jp/

【Part3】いざ久しぶりの本番、アプローチは? 身体はどうなる?

 身体もしっかりメンテナンスして、ヤル気スイッチもオン! でも、実際コトに及ぶのって勇気がいる……。

「私が夫を亡くしてから男とSEXしたのなんて、本当に24年ぶりだった。でも、ぜーんぜん問題なかったわよ」

 そんな心強いアドバイスを送ってくれたのが、世界最高齢の現役AV女優・小笠原祐子さん。御年なんと85歳。閉経どころか夫の死までも乗り越えて“若いイケメン”とのSEXを堪能している。

「といっても81歳にして生まれて初めてのAVの撮影現場だったから緊張した。それに夫以外の男も知らなかったし。ただ、いざおっぱじまったら夫とのSEXを思い出して濡れ濡れになっちゃった!」

 小笠原さんは20代で結婚。処女童貞だった清い夫婦はお互いの身体で快楽をおぼえ、子どもは3人。夫が亡くなるまでSEXを楽しんだ。

「私が閉経したのは40歳のとき。今の人たちは50くらいだというから、かなり早かったけれど、閉経後も毎日ヤっていたわよ。朝からもう何回も! 閉経したのだって、夫にとっては“生理なくなったの? やった!”ってくらいのことだったんだから」

 閉経しても、愛され濡れる。そんな身体なら、相手に引け目を感じずに行為に没頭できる。男性側も快感の度合いが変わることなく、お互い全集中で楽しめたろう。そして夫の死後も、その記憶が自信になり、いまの最高齢AV女優・小笠原祐子が生まれたのだ。

 だが、小笠原さんの場合は、絶倫夫から長年、身体に刻まれた快感があった特別な例。いま現在“パートナーとごぶさた”という場合には、どうしたらお盛んになれる?

「私の場合は、ふだんから肌を寄せるようにしていたの。なるべくさわってあげるのよ。夫の布団の中に手を滑り込ませて、マラを握ったりね。あとは朝勃ちを狙って、自分から襲いかかったことも。男性を喜ばせるなら自発的な行動をしなきゃね♪」

 とはいえ、夫に迫る際には決して下品にならないよう、淑女としての振る舞いを忘れずに対応したそう。もちろん、ふだんの見た目も大事!

「夫はほかに女を知らなかったから、私にベタ惚れだった。それに応えたかったから、私も毎日欠かさず化粧をしてキレイにしていたわ。夫にすっぴんを見せたこともない。ず〜っと“可愛がられる女”を目指してたもの」

 男性に尽くすスタイルは、さすが戦前生まれの女性! 夫は尽くす小笠原さんに喜んで、さまざまなプレーでそれに応えた。

「夫は写真が趣味。プレー中はもちろん、彼の勃起したマラを私が撮影したことも。夫のマラは立派だった。ここだけの話、いままでお相手した男優の誰より大きかった」

 巨根で絶倫の夫に愛されて、いまでは若い男子と現役……なんとも羨ましい話だ!

「個人差はあるけれど、いくつになっても、男も女も性欲はある。そして素敵なSEXをしたいなら、自分も変わらなきゃ。パートナーがいるなら愛される努力をね。今から始めたって遅くないわよ!」

 人生100年時代、閉経してからもまだまだ長い。これからも“性”春真っ盛り! 3賢者のアドバイスを参考に、大人のSEXライフを始めてみてはいかが?

●濡れなくても大丈夫、潤いアイテムを使うべし

 小笠原さんのように濡れる体質でなくても楽しめるアイテムはある! 事前にアソコに仕込んでも、彼に塗ってもらっても。

・LCハーバルローション 941円…アロエとハチミツ配合の、サラとろタイプ。
・ラブコスメ リュイール ホット 3400円…少量を塗ってマッサージ。ほんのり熱い刺激で潤う。

*ラブコスメ https://www.lovecosmetic.jp/

(取材・文/三輪順子 撮影/齋藤周造、近藤陽介)

教えてくれたのは……

看護師・CITUCA開発 高林裕果さん
看護師キャリア歴20年。フェムテック会社glad代表。自身が10年以上実践してきたスキンケアや膣ケアの経験を生かし、トータルスキンケアのブランド開発や、メディアなどで正しい知識をレクチャー。

三松真由美さん
恋人・夫婦仲相談所所長。夫婦仲や恋仲に悩む未婚・既婚女性会員1万3千人を集めたコミュニティーを展開。数多くのメディアでも活躍中。
http://fufunaka.com/

AV女優 小笠原祐子さん
1935年生まれ。59歳で夫を亡くしてから60代でスナックのママになり、店の常連客の声かけで81歳でAVデビュー。現在でも年に1〜2本ペースで撮影をする、世界最高齢AV女優。