大きな葛藤と反発を見せながらも、深まっていく日本の「混血化」=中国メディア
記事は「ますます多くの混血選手が五輪の舞台で国を代表していることに対して、正常なことだと考える一方で葛藤も存在する、というのは東アジア人として非常に理解できる感情だ。ましてや日本のような単一民族国家なら、なおさらそうだろう」とした。
そして、今大会の聖火リレー最終走者に大坂なおみ選手が、開会式の旗手に八村塁選手が、そして、指導者宣誓にかつて中国から帰化したソフトボールの宇津木麗華監督が選ばれたことを紹介。世界的に注目を集める3つの「大役」に海外出身者、あるいは混血選手を起用したことは象徴的な出来事だったと紹介している。
一方で、普段は移民や他民族に対する過激な感情が顕在化しにくい日本においても、時として「非常に激しい形」で排斥感情が出現すると指摘。金メダルが期待されていた大坂選手が3回戦で早々に敗退すると、一部の日本のネットユーザーが攻撃を浴びせ、その大部分が「見た目からも、日本語が不自由な点からも『日本人』とは言えない」、「日本を代表する権利はない」といったものだったと伝えた。
記事は、大坂選手が「日本人であり、米国人であり、ハイチ人であり、黒人女性でもある」という多様性を持っているのに対し、日本の人びとは依然として「同じ国籍イコール同じ人種、民族」という考えから脱却できていないとし、「1人の人間が同時にさまざまなステータスを持っているという現実に対する認識が欠如している」と論じた。
その一方で、日本では海外の血を持つアスリートの数が明らかに増えているほか、芸人やモデル、俳優などの分野でも「ハーフ」の進出が著しいと紹介。日本社会では人びとが「日本人とは」という葛藤を抱き続けながらも、今後ますます海外出身者、あるいは「ハーフ」の活躍が目立つようになるだろうと予測している。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

