Apple Watchの心電図計が日本で医療機器承認、診察等で活用可能に

Apple Watchが9月4日付けで「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」の医療機器認証を取得したことが明らかになりました。

公益財団法人医療機器センターの「医療機器の承認速報」に掲載されていたもので、名称は「家庭用心電計プログラム」(Appleの心電図アプリケーション)、「家庭用心拍数モニタプログラム」(Appleの不規則な心拍の通知プログラム)の2つ。承認番号はそれぞれ「30200BZI00020000」「30200BZI00021000」となっています。

Apple Watchが日本でも医療機器承認を受けたことで、現在日本では利用できないECG(心電図計)が近く解禁される可能性もありそうです。

これを受け、東京都のお茶ノ水循環器内科では「アップルウォッチ外来」の設置を発表。その具体的な内容は下記のとおりです。

不整脈の発作時の記録をもとに、不整脈の疑いの評価、さらなる精密検査の必要性、治療の必要性等を相談するものです。動悸の原因は心室細動や心室頻拍等の致死的な不整脈から、脳梗塞の原因となる不整脈である心房細動、貧血や甲状腺機能の異常、特に治療の必要のない正常範囲の脈の乱れとしての心室期外収縮、上室期外収縮、洞性頻脈など多岐に渡ります。正確な診断のためには症状出現時の心電図記録が極めて重要です。今まで、来院時心電図、ホルター心電図、携帯型心電計、埋込型心電計、電気生理学的検査等、様々なアプローチがありましたが、このたび選択肢が増えるのは良いことであると考えています。(お茶の水循環器内科)

Engadget日本版ではApple Japan広報担当者に問い合わせており、回答があり次第追記します。

Source:公益財団法人医療機器センター、お茶の水循環器内科

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