中国メディアは「中国人にとって移住するなら日本が一番いい」と結論付け、その理由を3つ挙げている。(イメージ写真提供:123RF)

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 現在、中国からの国外への移住が人気になっており、どの国に移住するかを考えている人は多い。中でも、日本への移住を希望する人たちは多いという。中国メディア百度は記事の中で「中国人にとって移住するなら日本が一番いい」と結論付け、その理由を3つ挙げている。

 一つ目は、日本と中国の文化は近く、しかも文化レベルが高いという点。日中は歴史的にも互いに影響を受け合いながら発展してきた背景があり、日本はやはり中国人にとって移住後に違和感なく正確できる場所だという。というのも、

 さらに、日本では誰でも平等に接する文化があるため、人種差別がないという点についても触れている。ヨーロッパやアメリカでは移住後には依然として人種差別的な扱いや、アジア人への制限を経験することになるとも指摘。この点、日本では簡単な日本語会話ができれば、生活の面で差別を受けることはほぼないと述べている。さらに、日本人は民度が高く、助け合いの精神があることも日本での生活がより快適だと感じる理由の一つ、とのこと。

 二つ目は、地理的な要因。中国国内で移住した場合、広い国土を持つ中国ではどこでも長距離の移動が必要。その点、日本と中国とは近く、時差も一時間だけ。飛行機で移動する必要があるなら、日本に移住しても距離は変わらない、と述べている。

 三つ目は、高齢者が生活するのに適したまちづくりがなされている、という点。日本は高齢者が多く、そのためのサービスもインフラも行き届いている。医療や福祉も発達しており、高齢者も安心して過ごすことができる、と述べている。

 最後に記事は、「日本人の多くは若いころに苦労して働き、老後への貯蓄をしている。現在多くの高齢者が経済的に安定した生活を送っており、そうした比較的裕福な高齢者の生活を支える日本の生活レベルは、全体的に高い」とまとめている。

 こうした記事は、超高齢化社会に向け加速している日本に、さらに国外から高齢者が移住してくる可能性があることを示唆している。(編集担当:時田瑞樹)(イメージ写真提供:123RF)