マスクなしで迎えの車に乗り込む富川アナ。

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6月2日の14時ごろ、閑静な住宅街に黒塗りのハイヤーが到着した。一軒家からスタッフらしき男性を伴ってと現れたのは、富川悠太アナウンサー(43)だ。

富川アナといえば、4月にPCR検査で新型コロナウイルスへの感染が判明。発熱がありながらも番組出演を続けていたとして、批判にさらされていた。

だが6月4日に『報道ステーション』(テレビ朝日系)へ復帰。番組では「視聴者の皆さまからは多くのお叱りの言葉をいただきました。真摯に受け止めています」と謝罪していた。

その復帰直前、富川アナはハイヤーに乗り込んで局での打ち合わせへと向かっていた。復帰できる解放感からか、足取りは軽く笑みも浮かべている。

だが番組で述べた反省の言葉とは裏腹に、この日の彼はマスクをつけていなかった――。

「富川ショックは局全体に影響を及ぼしました。徳永有美さん(44)をはじめ、50人以上のスタッフは全員が自宅待機。『報ステ』はほかの番組スタッフが制作を受け持ち、ギリギリの人数でやっています。

局内の衛生対策も徹底することになりました。スタジオの消毒に加え、全員がマスクを着用するように厳しくいわれています。なのに、当の彼が“マスクなし”で出勤しているなんて……。違和感ありありです」(テレビ朝日関係者)

実は、富川アナ復帰への疑問の声は少なくないという。別のテレビ朝日関係者も言う。

「報道番組のMCには自覚ある行動が求められるのに、彼はあまりにも危機意識が欠けていました。そのため、局内では同情的な意見はほとんど聞こえてきません。彼が復帰したことで、『現場で取材拒否されるのではないか……』と心配している人もいます。一部では『10月改編期で降板』なんて噂も出ていますね」

そこでテレビ朝日へ降板について問い合わせたところ、「そのような事実はありません」との回答が。

だが看板報道番組のMCを継続していくのであれば、これまで以上に強い危機意識を持つことが必要といえそうだ。

「女性自身」2020年6月23・30日号 掲載