【入学準備】「ひらがなが読めるようになる」6つの働きかけ&やってはいけないこと
小学校入学までに、少しくらいは“ひらがなの読み書き”が出来るようになってほしいですが、幼児期から日常生活でどんなことを意識すれば、子どもが文字に興味を持つようになるのでしょうか。
【入学準備】小学校入学前に最低限身に付けさせたい、6つのこと
『きれいに書ける ひらがな (おうちレッスン)』の著者の立石美津子がお話します。
自分の名前だけでなく友達とお手紙交換する楽しみを持つなど、文字が書けると世界が広がります。
ただし、その前に文字を読めていることが肝心です。例えば「あ」を読めないのに、書いていることは単に図形を写している、つまり絵を描いているのと同じ状態になってしまうからです。
まず、読めるようにしましょう。次に具体的な方法をご紹介します。
読めるようになる6つの方法
1.街中の看板を読んで歩く
街中を見回しましょう。たくさんの文字が溢れていることに気が付きます。ママが目的地に向かってまっしぐらに歩いている間に、子どもは手を引かれて、あるいはバギーに乗りながらそれらが目に飛び込んできます。
このチャンスを生かしましょう。黙ってどんどん通り過ぎていくのではなく、お店の床に置いてある「ようこそいらっしゃいませ」の玄関マットを読んだり、「三菱東京UFJ銀行」「おかしコーナー」の文字を読んであげたりすると、文字に興味・関心を持ちます。
更に子どもは記憶力がいいので直ぐに覚えてしまいます。人に聞かれるとちょっと恥ずかしいかもしれませんが、やってみてくださいね。
2.メニューを読みあげる
ファミレスに行ったとき、黙ってメニューを見てママが決めるのではなく、子どもと一緒に開いて“焼き肉定食”“あらびきハンバーグ”“しゃぶしゃぶ食べ放題”“お子さまメニュー”“お得なセット”“オムライス”など読み上げましょう。
大好きな食べ物なので読めるようになります。漢字も読めるようになります。ファミレスメニューはハンバーグ、カレーライス、スパゲッティなどがありカタカナの学習にも最適ですよ。
3.カルタをする
ひらがなで書かれている色々なカルタが売られています。意味はわからなくても“ねこにこばん(猫に小判)”“たなからぼたもち(棚から牡丹餅)”“かえるのこはかえる(蛙の子は蛙”と文章で読んでいるうちに、なんとなく読めるようになってきます。
また、諺はリズムやテンポがある文なので、結構子どもが興味を持って直ぐに覚えてしまいます。“門前の小僧習わぬ経を読む”状態で構わないのです。その意味することは小学生、中学生になって学べばよいのです。
4.ひらがな表でかるた
100円ショップにも大判の貼るタイプのひらがな表がありますよね。あれを壁に貼るだけで一安心してしまい人がいます。でも、貼っておくだけですと壁紙と同化してしまい、次第に意識が向かなくなってしまいます。
トイレタイムの時に読み上げたり、床に置いてカルタのように「“ぬ”はどこかな?あった!」といった感じ指差ししたり…与えっぱなしではなく遊んであげてくださいね。
5.ひらがなの積木
ひらがなが書いてある積木が沢山の種類売られています。
これをただ積んで遊ぶだけでなく、カルタの札のように取り合いをしたり、「み・か・ん」と並べたり、「あ・り・さ」と名前を作ったりしているうちに読めるようになります。
6.絵本を読む
絵本の読み聞かせをしている人は多いですね。最初は絵ばかり見ていた子ども段々と文字にも興味を持ってきます。
紙芝居やパソコン動画やテレビは絵やキャラクターしか出てきませんが、絵本はそこに文章が書かれています。自然にそちらも目に触れていますから、いずれ興味を持ってきます。
やってはならないこと
×テストする
絵本の文字を指して「これ何と読むの?」とテストをしてはなりません。これは先の諺かるたをするときも同じです。
これが続くと「ママは絵本を持ってきて文字が読めるかどうか、テストをする」と思われてしまい、絵本自体を拒否するようになってしまいますので、注意しましょう。
大人は「読めているかどうか試したくなる」気持ちをグッと抑えて、さりげなく読み上げることがポイントです。
×すぐに書かせようとする
“書き”よりも“読み”が先です。繰り返し目で見ていると字形が頭にイメージ化できますから、次第に書けるようになってきます。
大人だって“薔薇”“鬱病”“麻雀”“餃子”など書いた経験はないけれども何とかく字形がイメージできているものがありますよね。そんな感じです。
まったく字形が思い浮かばないものを書くことはできないので “文字を読むこと”を経験させることが優先です。
たとえ書いたとしても、子どもの字をよその子の字と比べたり、けなしたりしないようにしましょう。
×あいうえおの順
“あ・い・う・え・お”と順に読んでもちっとも面白くはありません。意味のある言葉としてのイメージが浮かばないからです。町中の看板や絵本や図鑑などで興味を持った文字からはじめましょう。
「ひらがなを読めるようになるためにお勉強させるぞ」なんて肩に力を入れずに工夫してみてくださいね。
