松島幸太朗はハットトリックを記録する大暴れ【写真:Getty Images】

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日本の戦いぶりに英紙が注目「根気強いロシアに勝利」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に東京スタジアムで開幕。日本は開幕戦をロシアと戦い、30-10で白星発進を決めた。前半はロシアに先制トライを許す苦しい立ち上がりとなったが、終了直前にWTB松島がこの日2つ目のトライで逆転。後半は日本が主導権を握る展開で勝利を掴み取った。松島は3トライをあげ、史上初のハットトリックを達成。日本は計4トライでボーナスポイント1も含め、勝ち点5を獲得と上々のスタートを切ったが、海外メディアは日本の戦いぶりをどう見たのだろうか。

 日本の戦いぶり、松島の圧巻のハットトリックの衝撃は世界にも伝わっていた。英紙「ガーディアン」は「日本がラグビーワールドカップの開幕戦で、根気強いロシアに勝利」のタイトルで記事を展開している。

 同紙は「スタジアムのほとんどを埋めた、赤と白をまとったサポーターたちを興奮させるには十分なポジティブなサインはあった」とスタンドの盛り上がりに注目。そしてそれを沸かせたウイングにフォーカスした。

「ライトウィングのコウタロウ・マツシマは日本の4トライ中3トライを記録し、ワールドカップで史上初めてハットトリックを決めた日本人の栄誉を手にした」と快挙を伝えている。

ハットトリックの松島をヒーロー視「輝きを放った」

 英紙「テレグラフ」も「ラグビーワールドカップ開催国の日本が、コウタロウ・マツシマのハットトリックに助けられて、頑固なロシアを撃破」のタイトルで日本を勝利の立役者に脚光を浴びせた。

 記事では2011年大会以来の出場となったロシアが、前半の主導権を握っていたことを伝えながら、松島に注目。「ハットトリックを記録したヒーロー、コウタロウ・マツシマが輝きを放ち、日本に命を吹き込んだ」と賛辞を送っている。

 世界的な注目度を誇るラグビーW杯の栄えあるオープニングゲーム。まずは勝ち点5を得た日本の底力と、ヒーロー松島には熱い視線が注がれていた。(THE ANSWER編集部)