12日夕方、ヤフー社長の川邊健太郎氏と同日付でZOZO社長を退任する前澤友作氏、そして前澤氏の後任の沢田宏太郎氏が記者会見を開いた。

 ヤフーは「ZOZOTOWN」を運営するZOZOに対し来月上旬にもTOB(株式公開買い付け)を開始し、50%以上を取得し子会社化を目指すとしている。買収額はおよそ4000億円に上るとみられ、前澤氏も保有する株の8割以上を売却するという。
 

■ヤフー川邊社長、両社は「爆増」する

 


 まず説明に立った川邊氏は、前澤氏と同じく千葉県の出身だと言う川邊氏。台風15号によって館山市にある実家も被害を受けたことを明かし、「千葉が生んだ偉大なるインターネットカンパニーとの協業によって盛り上がっていただければ」と挨拶。

 ヤフー史上「ダントツの買収金額」という巨額の資金投入について、コマース事業を柱とするとした戦略に則った形だと強調。同社が今秋立ち上げるという新たなプレミアムモール「PayPayモール」のファッションカテゴリにZOZOTOWNが出店すると発表し、ZOZOTOWNへのPayPay導入やWEAR事業の協業など様々な取り組みを実施するとした。その上で、かつて買収した「一休」とYahoo!トラベルの合算の取扱高が4年で倍増した経験をもとに両社の購入数、取扱高、営業利益がいずれも「爆増」するとの見通しを示し、「2020年代前半に国内NO.1のECサービスになるという悲願の達成に近づく」とした。
 

■前澤氏、澤田氏は「几帳面さが顔に出ている」


 一方、「Let's Start Today」と書かれた白いTシャツ姿で現れた前澤氏は「几帳面さが顔に出ている」「(社長就任について)嫁に聞いてもいいかと聞いてきた。そういう可愛いところがあるので、社内でも"澤田さん、澤田さん"と懐かれている」と澤田氏を紹介。澤田氏も自身について「前澤は変則的なドラムビート」「私とは真逆だ」としながらも、「非常識、非合理なことに挑戦しなければいけないことを前澤に学んだ。つまらない大人になる気は毛頭ない。やんちゃな大人であり続けたい」とした。