周りを冷やせる半導体“ペルチェ素子”、車やヘッドホンで利用増加のワケ
同社のペルチェ素子モジュールは高い品質と技術サポート体制が特徴となる。18年に中国の電気自動車(EV)メーカーの車載制御機器の冷却用途で採用された。車載向けは今後、シートの温度調節用途も狙う。自動車以外でも今夏には大手電機メーカーのヘッドホンに採用された。半導体製造装置用チラー(冷却水循環装置)や産業機械用除湿器、冷蔵庫やドライヤーといった家電向け需要も伸びている。
移転後の生産効率化も狙う。新工場は1―3期に分け段階的に建設する。用地の面積は1万2400平方メートル。設備や建物の詳細は今後詰める。現在の中国での同モジュール生産と、同モジュール向けのセラミックス部材生産は同一市内でも場所が少し離れている。そのため、新工場に集約する方針という。ペルチェ素子の需要は多様な製品向けで年々増えている。
