中国、冷凍した魚が泳ぎだす。本物orトリック?
1月29日放送、「スッキリ!」(日本テレビ)では、中国の冷凍した魚。中国の動画サイト、「秒拍」より、凍った魚を水の入ったタライに投入すると、1分20秒後、解凍される。泡を吐き、動き出したのだ。食品冷凍研究の第一人者、東京海洋大学食品生産科学科、鈴木教授に聞いた。生き物は凍ったら生き返ることは絶対にないそうだ。
ちょっとトリック的なことで、動画の最初に出てくる保管庫のような凍結装置は、内部がマイナス35度で急速冷凍ができる。そこに魚を入れると表面がまず凍り、中身はまだ凍っていない状態で水の中に入れると中はまだ元気で、30秒から1分ぐらいで表面が溶けると、動き出すことができると解説した。魚は内臓などが凍っていない仮死状態のため解凍すると再び動き出すのだという。中国のサイトによると、この映像は凍結装置の技術をアピールするために撮影されたものだという。
なぜ魚が生き返るかは、冬の寒い時を想像してみるといい。湖、池、川は寒さから凍っている。その凍った氷の下で、魚も一緒に凍っているかというとそうではない。水の表面はカチカチに凍って分厚くなっても、魚は凍らずにその下を泳いでいる。本来、魚には、氷点下になっても凍らないように不凍タンパク質が備わっている。
不凍タンパク質のおかげで、組織細胞が破壊されず、生き返った可能性がある。生きたままの魚を急速冷凍させて、水中に戻したのであれば、凍ったのは表面だけで、芯までは凍っていなかったのだと考えられる。冷凍されている時間が長ければ、芯まで凍ってしまって、生き返ることはできなかったのではないだろうか。不凍タンパク質とは、水が凍ってしまう氷点下の温度域で、氷結晶に結合してその成長を妨げる能力を持つ物質だ。低温環境に適応した魚類や植物、昆虫、きのこ、微生物等からさまざまな不凍タンパク質が見つかっているのだ。
本物であり、トリックでもあるこれらの魚。凍結装置は優秀で、食品などの冷凍に最適だ。中国だけでなく台湾でも、凍らした魚を復活させる実験などが行われており、魚の特性と同時に冷凍技術の進歩にも驚かされる。凍った魚が動き出すとはにわかには信じがたいが、動画が残っているので本当だろう。衝撃の動画が中国から投稿された。
