中国空軍、弱点のひとつは「電子戦の対応能力」=中国メディア
中国空軍の弱点の1つが、電子戦への対応能力の低さとされる。記事は自国空軍の現状として「(電子戦機の)プラットフォームとして使える機体が少ない。技術が低い。作戦に投入しても有効性に乏しい」などを挙げた。中国はこれまで爆撃機の「H-6(轟-6)」を土台に「HD-6(轟電-6)」を、輸送機の「Y-8(運-8)」を土台に「YG-8(運干-8)」を開発した。
YG-8には「防御力が弱い。速度が遅い」などの問題がある。相手側のレーダーを妨害するには相当に接近せねばならず、相手に接近しすぎれば自分が容易に捕捉されてしまう。その場合、逃げのびることができないという。
記事は、中国には米海軍の「EA-18G」のような、「生存率が高く、作戦能力がある電子戦機」になる可能性があるのがJH-7の改良機と主張した。
JH-7が有利な点は搭載重量が大きなことで、中国製の電子装置が米軍のものより重いことに対応できる。ただし「技術的な制限」により、用途の異なるレーダーアンテナを米軍機のように1つにまとめることはできず、機体の外により多くのアンテナを突き出した形になるという。
記事は、JH-7は武器の搭載も可能として、「対レーダーミサイル、中距離空対空ミサイルと、強大な電子装置の組み合わせで、EA-18Gと同様にステルス機を打ち落とす」と主張した。
また、JH-7は巡航速度がマッハ0.8であるため、「J-10」、「J-11」などの主力戦闘機と編隊行動をとることも可能と主張した。
記事は、空力性能、電力供給、ソフトウェア、電磁両立性などの問題について「すでに解決済み」と主張。
ただし、「航空機設計とは、総合的なバランスの問題であり、一部の性能が他の性能を犠牲にすることも多い」と指摘。自国の現状について「すぐにでもEA-18Gに匹敵する電子戦機を作れると期待することはできない」と論じた。(編集担当:如月隼人)(写真は新浪網「新浪軍事」の10日付報道の画面キャプチャ)
