中国メディア・広州日報は3日、中国の国家食品薬品監督管理総局がこのほど中国国内企業によるED(勃起不全)治療薬「バイアグラ」の生産を初めて認可したと報じた。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国メディア・広州日報は3日、中国の国家食品薬品監督管理総局がこのほど中国国内企業によるED(勃起不全)治療薬「バイアグラ」の生産を初めて認可したと報じた。

 記事は、中国において米企業のファイザーが持っていたクエン酸シルデナフィル(商品名バイアグラ)の特許期限が5月に切れたことを紹介。複数の企業がクエン酸シルデナフィルの生産許可申請を出すなか、商品名「金戈」として申請していた広薬白雲山が2日、同局からクエン酸シルデナフィルおよびクエン酸シルデナフィルタブレットの生産認可文書を受け取ったことを明らかにしたと伝えた。

 同社は生産認可申請競争のなかで常にリードしていたという。原料と製剤両方の生産認可を受けたことで、中国企業製のクエン酸シルデナフィル製剤が初めて中国市場に進出する資格を得た。

 広薬白雲山の親会社、広州薬業グループは3年連続で「中国医薬工業トップ企業100」の1位を獲得している医薬品メーカー大手。「金戈」の生産が認められたことで、2日の広薬白雲山の株価は1%を超える値上げりを見せた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)