増え続ける動画広告予算はどこから捻出されるのか。2位は「テレビCM予算」、1位は!?
AOLの動画広告プラットフォーム部門Adap.tvと米国メディアDigidayが10月に発表した最新の動画広告予算に関するレポート「State of Video Industry」によると、米国のマーケティング担当者や広告会社が、他の広告予算からシフトさせたり予算自体を増加させるほど、動画広告に強い期待を寄せていることがわかりました。
調査期間:2013年9月〜2013年10月
広告主の65%が、前年度より動画広告予算を増加したと回答
調査では、企業広告主の65%、広告会社の83%が前年度より動画広告予算を増加したことがわかりました。
同じく、広告枠を取り扱うアドネットワークやDSPにおいても、約半数以上が動画広告における予算を拡大したと回答し、出稿側と配信側の両者において動画広告費用の予算増加が行われたことが明らかになりました。
さらに、広告主と広告会社の回答者の約9割が、来年度(2014年)も動画広告費を増やす予定だと回答しました。
▼2014年度の動画広告予算を増加させる予定はありますか?

各企業が様々なメディアを活用しマーケティングを行っているメディアミックスの中、その費用はどの予算からシフトされているのでしょうか?
広告主の31%が、テレビCM予算から動画広告予算へシフトと回答
まずは、広告主である各企業が、動画広告予算をどのメディアからシフトさせたのかという調査について、2012年度と2013年度を比較した結果を見てみましょう。
▼動画広告予算をどのメディアからシフトさせましたか?

拡充された動画広告予算の捻出元として、まずテレビCM費が想定されますが、事実、広告主の31%(昨年は19%)がテレビ広告の予算を動画広告費にシフトさせたと答え、その予想が証明された結果となりました。
しかし、更に興味深いのは、33%がどの媒体からもシフトしないとし、動画広告予算は増加した新規計上分であるとした回答者が最も多くなっていることです(昨年度は26%)。
動画広告は、テレビCMや他のWEBマーケティングの代替手法としてだけではなく、新たなアプローチのマーケティング手法として予算を割くだけの価値を見出されているようです。
約半数が、テレビCM予算の約10%を動画広告へシフトと回答
それでは、31%の広告主が動画広告費用の捻出元として挙げたテレビCM予算について、どのくらいの予算がシフトされたのかを調査した結果、45%の回答者はテレビCM予算の1〜10%を使用、9%が11〜20%、そして20%以上使用した回答者は4%という結果になりました。
▼テレビCM予算のうち、どのくらいの予算を動画広告へ割り当てましたか?

このように広告の予算配分からは、各企業や広告会社が今どのメディアに期待しているかが浮き彫りになります。
米国における動画マーケティング市場の盛り上がりが謳われる中、実際に企業担当者への調査を通してその実態を見てみると、価値ある新しいマーケティング手法の一つとして動画活用への期待が高まっていることを再認識させられた調査となりました。
[元記事]
86% of Brands to Increase Video Ad Spend in 2014. Where’s the Money Coming From?
[参考]
Adap.tv’s Q4 2013 State of Video Industry Report
http://blog.adap.tv/2013/10/22/adap-tvs-q4-2013-state-of-video-industry-report-video-grows-programmatically-across-screens/
