中国の感覚でもファンタジーに思わない日本のアニメ「学園モノ」
中国と日本では学校生活の内容にちょっとした違いがあることから、中国オタクの面々からすると日本のアニメや漫画に多くある「学園モノ」の作品をファンタジーのようだと感じたり、違和感を覚えてしまうことも少なくないようです。しかし、中には日本の学園モノのなかにも、「納得できる」作品もあるようです。
********* 日本のアニメや漫画で描写される「学園」に関して、ウチの国ではツッコミが絶えないし、ある程度現実的な作品においても、学校の描写に関して違和感を覚えてしまうことは少なくないかと思う。そこで聞いてみたいんだが、ウチの国の感覚でも違和感の少ない学園モノの作品って何があるかな?
いざ考えてみると結構難しいな……学校ってことは大学も入れていいのかな?だったら「ハチミツとクローバー」や「げんしけん」なんかの大学生活が舞台の作品を挙げるんだが。
できれば中学高校辺りで頼む。大学を舞台にした作品は比較的少ないし、現実的な作品が比較的多いのは私も分かっているんで。
部活がたくさんあったり、授業が終わってすぐに生徒が帰っていくのを見たら、違和感を覚えちゃうんだよな。こんな高校生活はウチの国ではありえないと。
日本の学校で、部活や修学旅行があっても作品の描写で引き込んでくれるなら違和感は無くなると思うんだ。例えば私は「海がきこえる」とかは見ていて違和感無かった。
まぁそういう細かい部分はさておき大まかな印象で構わないかな?とりあえず私は「男子高校生の日常」に関しては、そんなに違和感無かったね。
でもストーリーの中で部活がメインになってくると、やはり現実から離れたものに感じてしまうね。我ながらヘンな例えだとは思うが「けいおん!」と「らき☆すた」を比べた場合、「らき☆すた」の方が現実的に感じられる。
学園モノとしては特殊だが、「銀の匙」とかは違和感全く無いね。作者の描写がとても生き生きしている上に、農業高校という舞台になると、完全にこっちの学校のイメージとは別のモノとして受け入れられているんじゃないかな。
ストーリー展開やキャラ設定とかは考えないでいいんだよね。なら「涼宮ハルヒの憂鬱」とか、学校の描写に関して実はそれほど違和感が無いと思う。学校外の描写に関しても、例えば「涼宮ハルヒ」の登下校シーンなんかは妙に現実的に感じられたよ。
自分は「氷菓」が「アリ」だと感じたね。学校生活のイベントやキャラを見ていけば違和感は出て来るが、作品全体の雰囲気に関しては問題無かった。もちろん異論は認める
ここしばらく見た中では「男子高校生の日常」がダントツで違和感が無かった。いや、自分は恐らくあそこまでアホなことはやっていないとは思うんだが、なんかダメな方向とか、時間の浪費具合とかが非常に納得できるんだよ。
私が思いついたのは「金田一少年の事件簿」だね。死人がバンバン出るという推理系作品の特徴はさておき、学校の描写に関してはそんなに問題ないと思うが。
あだち充の作品なんかはどうだろう?ストーリー展開はともかく、学校やそこでの生活を送るキャラに関してはわりと現実的だと思うよ。
もうおっさんにしか分からない感覚かもしれないが「I"s」の学園生活に関しては、違和感が無かったというか、強烈に引き込まれるものがあった。当時は自分のクラスの男子はほぼ全員ハマっていたよ……
個人的に一番リアルだと感じてしまったのは、やはり「げんしけん」だな。何がリアルって、卒業が近づくのに仕事が見つからないだとか、続編の話で昔の居心地の良かった場所を求めて戻ってきてしまうとか、リアルすぎるわ。*********
中国オタクの面々が体験したりイメージしたりする学校生活は日本のものと異なる所が少なくないようですが、それでも「ファンタジーだと感じてしまわない」「ありそうだと思える」作品というのはわりとあるようですね。(執筆者:百元籠羊)
