トーナメント本命アンディ・サワー、攻撃能力もそうだが、ディフェンスの堅さこそ、ワンナイトトーナメント制覇に欠かせない、彼の強さだ

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9月24日(土・現地時間)、ベルギーのブリュッセル、フォレストナショナルで開催されるIt's Showtime53「BFN Group & Music Hall presents IT'S SHOWTIME 'Fast & Furious 70 max」。

8名参加のFast & Furious 70 maxトーナメントは、日本で開催されてきたK-1 MAXの世界大会の規模で行なわれるといっても過言でない。

優勝候補筆頭ジョルジオ・ペトロシアンは、日本での日菜太戦で負傷して欠場となったが、アンディ・サワー、キシェンコ、ドラゴとK-1 WORLD MAXで活躍した猛者。欧州で力をつけたムラット・ディレッキー、クリス・ンギンビと役者は揃っている。

そのペトロシアンの負傷により、トーナメント本命に浮上したサワーは、ベルギーの人気者アルメニア系グリゴリアンとのマッチアップだ。キャリア151戦こなし、139勝という圧倒的な数字を残すサワーだが、そんな戦績以上に彼の実力に説得力を持たせているのが、対戦相手の顔ぶれだ。

魔裟斗、ペトロシアン、ブアカーオ、キシェンコ、クラウス、佐藤嘉洋……世界のビッグネームばかりと戦い続けてきてなお、9割2分近い勝率には重みがある。

そんなサワーと対戦するグリゴリアンは、昨年のK-1MAX欧州予選でブルーノ・カルバルホ、アンソニー・ケインを倒して決勝へ進出も、モハメド・カマルに不覚をとっている。勝てば大金星。実績の違いは明白だが、アントワープから大勢のサポーターが駆けつけることも考えられ、地の利でどこまで善戦できるかがポイントだ。

一方、トーナメント初戦で雌雄を決することとなったキシェンコ×ドラゴ戦は、今年の3月6日のアムステルダム大会の再戦となる。前回の対戦では、連敗のドラゴに対し、フィンランドのマーカス・エーベリ戦で連敗を止めていたキシェンコが、マイクスジムでの練習で成長した蹴りを有効に使い、ドラゴを完封する結末に。

その後もスペインでアブラハム・ロクエニに敗れているドラゴ。その人気とスタイルを買われて出場となったが、サイモン・ルッツ代表も『ラストチャンス』と明言。

遠い距離でキシェンコ、接近してのラッシュでドラゴ。トーナメント戦ということを考えると、ノーダメージで準決勝に歩を進めたい両者だが、ドラゴが往年の動きを取り戻しているなら、どちらが勝っても、ダメージは少なくない激戦になりそうだ。
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