――7月26日には広島・国営備北丘陵公園で行われる「SETSTOCK’09」に出演決定していますが、夏フェスには今まで出られたことはあったんですか?

熊木:いや、初めてですね。

――観に行かれたことは?

熊木:あります。どこに観に行ったんだっけな?3年ぐらい前の記憶で忘れちゃったんですけど、観ている分にはとても楽しかったですね。

――夏フェスって、どんなイメージですか?

熊木:もうアクティブ極まりない人達の集まり、というイメージですね。

――夏フェス特集を企画している側の人間としてはあまり大きな声では言えないんですけど、夏が苦手な人からすると「夏フェスってどうなんだろう?」と思う時がたまにありますね。行けば楽しいんですけど、行くまでが意外とハードル高いなと。

熊木:ねっ!腰もなかなか上がらない感じがありますよね。でも、今回は立つ側なので、多分行くのとはちょっと違うかなぁ?なんて。ただ、この間のライブですごく汗をかいて。あまり汗をかくことが無かったんですけど、自分もちゃんと汗をかくんじゃないかと、人間だったんだ?みたいに思って(笑)。

――意外と言ったら失礼ですけど、2007年2月に発売されたシングル「春の風」が映画「バッテリー」の主題歌に起用された時に、以前ソフトボールをやっていた話もされてましたし、元々はちゃんと汗をかく感じでしたよね?

熊木:何も考えなくても汗がかける感じでしたからね。「熊木さん、フェスは大丈夫なんですか?」みたいな懸念の声がありますけどね、楽しみです。

――熊木さんの声って、音が空気を振動させて伝わっているのをすごく実感させられる声質だと思うので、屋外で聴いたらどういう風に響くのか、すごく楽しみですね。

熊木:あぁー、とても気持ちのいい感じがしますよね。鶴岡八幡宮で歌わせてもらった時は、まさに空気が振動する、そんな感じがありましたね。

――ライブのMCは、結構スラスラと話せるようになりましたか?

熊木:いやぁー、スラスラではないですね。完全に考えて実行をしていますね。基本的にはしゃべるのが苦手な様なので、あんまり考え過ぎず、いいテンションにいかないと上手くいかないですね。余裕の無さもあるんだろうけど。

――今後、書いてみたい歌詞のテーマや、こういうサウンドをやってみたいと考えていることはありますか?

熊木:ちょっと曲を先行してみるのも面白いかなと思い始めていて。今は同時ですけど、同時ということはつまり、私の中では言葉が先行しているのと一緒なんです。例えば「もう泣かないと」というフレーズでも、 “これしかない”というんじゃなくて若干、音楽的に気持ちがいいなというメロディーに言葉を乗せてみるのも、また違う自分が出てくるかな?というのがありますね。

――曲を作るのは、鍵盤以外にギターを弾かれたりもするんですか?

熊木:ギターを触ってみることもありますね。

――鍵盤の方が書かれるメロディーラインと、ギター畑の人が作るコード感の曲って違いませんか?

熊木:完全に違いますよね。だから、ちょっとギターで作ってる感が出てくると楽しいかなぁ?ピアノが好きだし、割とずっとイメージがピアノだったので、「ギターだともう少し人間味が出てくるかな?」という部分もあって。新しい感じをギターで開拓しようかなと思って(笑)。

――でも「モウイチド」を聴いて、結構今までにないサウンドというか、アコースティックな雰囲気だけじゃなくて、エレキギターのバンドサウンドも熊木さんの声と合うのかな?と思ったりしたんですけど。

熊木:いいですよね、暗い感じの。

――暗いですか?

熊木:エレキって暗い感じがするんですよね。そういう未開拓な部分をどんどん広げていきたいですね。

――女子として、こうありたいというイメージは?

熊木:一人でも清々しく生きている女の人がたくさんいるので、好きな時間に何かを観に行ったり、いつでも好きなことにパッと反応でき、それに働きかけられる女の人でいたいなと思います。

熊木杏里 - アーティスト情報
SETSTOCK'09 - 夏フェス特集

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