――熊木さんが人に惹かれたり、魅力を感じるのはどんな時ですか?

熊木:自分に出来ないことをやっているなと思う人は、とにかくすごいなと思いますね。

――自分と共通点が多い人と、自分とはちょっとタイプが違うけど尊敬できる部分がある人とでは、後者の方が近いですか?

熊木:後者の方が近いですね。でももちろん、どこかしらの共通項があるから、その違いも分かって、なんですけど。その複雑な、微妙に自分がリンクできる人で、「あぁ、そういう風に思える所もあるんだー」と、自分以外ではない人なんだと思った時に感動します。

――今までずっと歌詞を書いてきて、自分の癖や好みを感じることはありますか?

熊木:癖はサビからは書かない、出だしから書いていくというのはずっとありますね。全然そういう意識は無いんですけど、風とか鳥とか自然物が象徴されることはよくあるんだろうなと。

――以前から風景が思い浮ぶことが多い気がしていたんですけど、最近は対象が人に向かっているような印象を受けていて。

熊木:うんうん、そうですね。なので、意識すれば全然変わっていけるものなんだな、と思いました。自分がどれだけ正直になってるのか、どういう状態のことを言いたいのかによって、言葉が全然違うんだなと思いますね。

――毎回インタビューの度に思いますが、ファッションの好みは割と頻繁に変わっていますか?

熊木:ファッションの好みは完全に変わりますね。「こういう自分になりたい」と思うと、全然変わってきますからね。多分、見た目から入るタイプ。

――歌詞の世界観とは関係無く、ファッションの好みが変わるんですか?

熊木:割とリンクしているんじゃないかと思うんですけど、どうでしょうね?

――好きな色は?

熊木:最近、茶色系が。以前は、黒とか言ってたんじゃないかな?何の変化かもよく分からないんですけど、部屋の中も妙に茶色系のものが増えたなぁと思う。

――なかなか日常生活においても音楽を切り離すことはできないと思うんですけど、音楽以外のことで癒しを感じたり、リラックスするためにやってることはありますか?

熊木:音楽以外だと、本ばっかり読んでますかね。

――でも、本で目にしているような文字や文章って、どこかで自分の歌詞にも繋がったりしないですか?

熊木:多分、繋がっていると思いますね(笑)。

――音楽とは全く関係無い、いわゆる趣味はありますか?

熊木:うーん…(笑)、全部繋がっちゃいますね。芝居を観に行ったり、美術館に行ったりするのが好きだし、何をとっても音楽に繋がりそうですよね。例えばバイクに乗るとか、そういうのが繋がらないんですかね?

――でも、熊木さんはバイクに乗らないですよね。

熊木:乗らないですねー。いや、例えばですよ(笑)。

――車とか?

熊木:車は最近ちょっと憧れではあるんですけど、憧れで終わってる気がします。趣味が無いなぁ…。

――何か音楽以外でやってみたい、挑戦してみたいことは無いですか?

熊木:無趣味に近いので、あるといいんですけどね。「何か習ってみようかな?」とは思ってますね、漠然とですけど。最近すごく花が好きだなぁ、花を生けるとかいいなと思っていますね。私のお婆ちゃんがお花をやっていたり、人形の先生だったりもするので。そういう何か違う部分の制作、音楽ではない何かと戯れるみたいなことも面白そうだなと思いますね。花と私、どういう風な付き合いをするんだろう?どういう風なお話をしましょう、みたいな雰囲気の(笑)。