オランダ戦後に、遠藤のユニホームを掲げた板倉。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 日本代表に激震が走ったのが、北中米ワールドカップの初戦となるオランダ戦の3日前。主将の遠藤航が怪我のために離脱し、新キャプテンには板倉滉が任命され、FW町野修斗が追加招集された。

 今年2月に左足リスフラン靭帯断裂の重傷を負った遠藤は、5月31日のアイスランド戦で実戦復帰を果たしたが、左足に違和感を覚えて前半のみで交代。モンテレイでの事前合宿では別メニューが続いていた。

 最終的に森保一監督が「ワールドカップ初戦、そして全体を通しても100パーセントでプレーするのは難しい」判断し、入れ替えを伝えた。

 相当のショックがあったのだろう。チームには別れを告げに、キャンプ地を去ったリーダーは、すぐに代表引退を宣言した。
 
 異例のキャプテン交代をファンはどう感じたのか。オランダ戦を観戦に来ていたファンに取材をすると、こんな反応があった。

「今まで引っ張ってきてくれた。苦しいですけど、みんなで乗り越える力に変えてほしい」
「ショック。代表引退は後に言ってほしかったな」
「単純に寂しい。本人が一番つらい。それを伝えた森保さんもつらい」
「仲間の前でしゃべることはできないほど、複雑な心境だったんだろうなと思うと苦しい」
「三笘選手と南野選手に怪我に続いてなので、離脱は大きい」
「ショックでした。みんなに頼られているキャプテンが急にいなくなって、他の選手のメンタルに影響がないか心配です」

 そんな苦境を残り越え、オランダと堂々と渡り合ったサムライブルー。遠藤の思いを背負い、チームは一丸となっている。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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