【生活への影響は】31年ぶり高水準 金利1パーセント時代到来 財布にプラス?マイナス?《新潟》
日本銀行は16日、政策金利を1.0パーセント程度に引き上げることを決めました。
物価上昇を抑え込むのが狙いで1995年以来、31年ぶりの高い水準となります。金利1パーセント時代の到来。私たちの暮らしにはどう影響するのでしょうか。
街の人から聞こえてきたのは。
<まちの人>
「すごいよね、なんでも高くてね、とくに野菜が高い」
<まちの人>
「外食とかしても以前より高くなってしまって手が出せない。やっぱりこの物価高に対して少しでも良くなるような政策をしていってくれれば」
◇ ◇
物価や景気に大きく関わる金利をめぐって大きな発表がありました。
<日本銀行 内田真一副総裁>
「従来の0.75%程度から1.0%程度へと変更することを賛成多数で決定いたしました」
日本銀行による政策金利1.0パーセントへの引き上げです。日銀は原油価格の上昇が今後、幅広い商品の価格上昇にもつながる可能性があると指摘。物価上昇への警戒感を示しました。
日本銀行が設定する政策金利とは、金融機関の基準となる金利のことです。
◆メリットは
一般的な利上げのメリットとしては銀行の預金の金利が上がり受け取れる利息が増えること。
そして、市場に出回るお金が減ることで物価が下がると言われています。
◆デメリットは
一方、住宅ローンなどお金を借りている人にとっては金利が上がってしまうため負担が増えるほか。企業がお金を借りにくくなり経済が冷え込むリスクもあります。
◆31年ぶりの高水準
「1.0パーセント程度」とするのは、31年ぶりの高水準…
当時の1995年はどんな生活だったのでしょうか。
<まちの人・78歳>
「5000円くらいあれば、いっくらでも飲めましたからね。1軒2000~3000円であがった…古町もすごかったけどねーあの頃はね、人がいっぱいいましたからね」
<まちの人・49歳>
「勢いは確かに95年のほうがあったかもしれないですね」
世界のパソコン市場を一変させたWindows95が発売。
インターネット時代の幕開けとされた当時と今では物価も大きく異なりました。
今回の利上げは私たちのお財布にプラスなのか?それともマイナスなのか?
<岡三にいがた証券 橋本貢浩 取締役>
「預金金利の方が大きいのでプラスの効果の方が日本全体で見ると出てくるというふうには思います」
預金の恩恵のウラで負担となるのが……
<岡三にいがた証券 橋本貢浩 取締役>
「住宅ローンを持たれている方にとっては少し支出が増えて厳しい状況にはなっています」
住宅ローンの選び方によっては返済額が膨らむ可能性があるといいいます。
住宅ローンは利率が一定の間変わらない「固定金利」と市場の状況に応じて変わる「変動金利」があります。
固定金利は「返済が終了するまで利率を固定する」という設定をした人に今回の利上げの影響はありません。
一方、変動金利はもとの利率が低いメリットがあるものの今回の利上げによって利率が上昇し、返済額がふくらむ可能性があります。
金利のある世界へ本格的に移った日本。
<岡三にいがた証券 橋本貢浩 取締役>
「今までと同じ行動ではなく少し金利のある世界に対応した行動というのが必要になってはくるということになりますが、金利が少し0.25%上がったということで慌てふためくことはなく冷静に行動することが大事かなと思います」
金利1パーセント時代の到来。
日銀は、今後も政策金利を引き上げていく考えを示していてその動向が注目されます。
