北京・天津・河北初の年間1万台規模エンボディドAIロボット・スーパー工場―中国

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北京経済技術開発区(北京亦荘)にある領益智造北京エンボディドAIスーパー工場では、1台のロボットがロープを装着した状態で、作業員の補助を受けながら10メートルの通路を往復歩行し、出荷前の完成機テストを受けていた。中国新聞網が伝えた。

人型ロボット業界は「試作機は多いが量産が難しい」という課題に直面している。運営ディレクターの汪達艦(ワン・ダージエン)氏は、「北京・天津・河北地域初のエンボディドAIスーパー工場として、生産能力は段階的に拡大しており、2026年には年間1万台(セット)、27年には2万台(セット)、30年には50万台(セット)に達する見込みだ」と述べた。

工場内に入ると、コア部品、モジュールから完成機の組立・試験に至るまで、デジタル化され全工程追跡が可能な生産ラインが並んでいる。カメラやワイヤーハーネスなどの部品の前加工・組立を経て、生産ラインでは腕部、頭部、胴体、上下肢モジュールを順次組み立てていく。また、複数機種・ブランドの混流生産にも対応している。

フルサイズの人型ロボット1台にはモーターや減速機などの中核部品を統合した関節モジュールが約20〜30個使用される。汪氏は「コードなどの『デジタル身分証』により、工場では製造全工程の品質追跡を実現している。モジュール組立後には、温度、回転速度、トルク、電流、電圧などのパラメータ試験を行い、性能基準を満たしていることを確認する必要がある」と語る。

完成機の組立工程では、自動ラインが「下肢―胴体―頭部―腕部」の順で単体タクト式による組立を採用している。10人の作業員がそれぞれ特定工程を担当し、約40分でロボット1台が完成する。

生産マネージャーの夏巍(シア・ウェイ)氏は、「各ロボットは出荷前に約200項目の機能試験とエージング試験を完了する必要があり、総試験時間は約8〜10時間に及ぶ。ロボットに継続的な歩行、走行、ダンスを行わせ、実際の使用環境を模擬することで、部品の疲労度と耐久性を検証する」と話す。

モジュール自動化生産ラインは今週中に稼働を開始する予定で、効率は手作業に比べて50%以上向上する。無人倉庫は7月に運用開始予定で、28台のロボットが部品の仕分けや搬送を担う。自動化率の向上に伴い、工場の生産能力はさらに拡大する見通しだ。

汪氏は「今後、生産規模の拡大に合わせて北京・天津・河北地域の産業チェーン資源を統合し、小ロット生産から試験生産、大規模量産までを一貫して支援するエンボディドAIハードウェア製造サービスを展開し、ロボットの工業、商業、サービス、家庭など多様な場面への普及を加速させていく計画だ」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集/YF)