映画『開戦前夜』“抗えない時代の空気”を捉えた場面カットが解禁
【写真】『開戦前夜』より新規カットが一挙解禁(7点)
本作は、実在した「総力戦研究所」と日米開戦への流れを描く。
2025年8月に放送されたNHKスペシャル『シミュレーション〜昭和16年夏の敗戦〜』のドラマパート(前後編計98分)は、猪瀬直樹氏のノンフィクション『昭和16年夏の敗戦』を原案として創作された。個々人の戦争への恐れやあらがいを押し流して開戦へと向かった昭和16年夏の「世の中の空気」をより鮮明に描き出し、この作品のテーマをより深く伝えるべく、138分の完全版として映画化された。
今回公開されたのは、主人公・宇治田洋一(池松壮亮)をはじめ、「総力戦研究所」のメンバーに抜てきされた次世代を担う若きエリートたちの情熱と葛藤が交差する、計7点の場面写真。
総力戦研究所は1941(昭和16)年4月、内閣直属の機関として設立され、米国をはじめとする諸国との総力戦の可能性を探る目的で模擬内閣を結成、戦争の行方をシミュレーションした。人格高潔、知能優秀、身体強健―日本の未来を担う次世代の若き精鋭たちが集められた。
産業組合中央金庫の調査課長の宇治田は、平和工作で動き回る上司・井川(別所哲也)の推薦で総力戦研究所のメンバーに選抜されるが、満州での両親の死を追う中、憲兵から理不尽な扱いを受けた過去を持つ。妹の小百合(二階堂ふみ)とその娘の初子や弟の二郎(杉田雷鱗)ら家族にも任務の内容を打ち明けず、シミュレーションにも消極的だったが、彼を待っていたのは模擬内閣での総理大臣としての大役だった―。
場面写真では、通信社から派遣され模擬内閣の内閣書記官長となった樺島(仲野太賀)や、海軍きっての頭脳とその名をとどろかせる海軍大臣に任命された村井(岩田剛典)、陸軍大臣に任命された陸軍少佐の高城(中村蒼)、企画院総裁の峯岸(三浦貴大)など、宇治田と同じく「総力戦研究所」に選抜された若きエリートたちの姿を活写。必死に訴えかける宇治田の鬼気迫る横顔、そして膨大なデータと緻密なロジックを積み重ね、日本必敗という結論を導き出した彼らの“覚悟”がにじむ表情。その姿からは、揺るぎない情熱と、厳しい現実を直視した末の深い苦悩が伝わってくる。
さらに6月19日より、本作のムビチケ前売り券が発売されることが決定。全国の上映劇場、メイジャー通販とMOVIE WALKER STOREにて購入可能となっている。
映画『開戦前夜』は、7月31日より全国公開。
