女子高生の遺体が見つかった相模原市南区の河川敷付近に集まる報道陣(共同通信)

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 神奈川県相模原市の河川敷で、隣接する座間市に住む高校3年生の女子生徒(17)の遺体が見つかった事件。神奈川県警は遺体発見後、事情を知るとみられる男性を任意捜査し、6月11日に殺人の疑いで、元交際相手で相模原市南区に住む自称塗装工の男(19)を逮捕した。調べに対し、男は「(逮捕容疑)そのままの通りです」と容疑を認めている。凄惨な事件を起こした男の正体と、2人の関係とはどんなものだったのか──。【前後編の前編】

【現場の写真を見る】「”復縁話”のため花火も...」少年(19)が女子校高校生を絞殺したとみられる河川敷

 遺体が発見された場所は、JR相模線・下溝駅からほど近い相模川の河川敷沿いだ。付近には橋が架かり、日中はのどかな風景が広がるが、夜間になるとほとんど人が訪れず、あたりは深い闇に包まれる。

「あのあたりは、昼間は野球やサッカーをしている子どもたちがいるときもあり、バーベキューや花火をやっている人もたまにいます。しかし日が暮れると街灯も少なくて本当に真っ暗になります。夜間は車も通りませんし、人通りも完全に絶える場所です。そんな場所で何事かと思ったら……わざわざ殺すためにここを選んだんでしょうか」(近隣に住む50代男性)

 6月10日夕方、被害者の女子生徒は「元彼に会いに行く」と家族に伝えて外出。その後、夜になっても連絡が取れなったことから、家族が警察に相談していた。県警が女子生徒の携帯電話のGPS情報を頼りに一帯を捜索したところ、翌日の午前2時ごろに静まり返った河川敷で倒れている被害者を発見した。民放キー局社会部記者が解説する。

「男は被害者の自宅近くにある遊水池まで迎えに行き、女子生徒と合流。そこから遺体発見現場となった河川敷へ向かったとみられているが、移動手段などについてはまだわかっていない。捜査関係者によれば男は10日21時50分ごろに犯行に及んだとみられており、直前には女子生徒と一緒に花火をしていたようです」

 そんな2人の出会いのきっかけはSNSだったという。

「被害者の女子生徒が投稿していたTikTok動画をきっかけに、男側からアプローチをかけ、交際に発展したようです。しかし交際は長く続かず、その後2人は交際を解消していました。

 犯行の動機について、男は逮捕後の調べで『複数回にわたり復縁を迫ったが断られていた』と供述しています。事件当日も、男は被害者を呼び出して復縁を迫ったが、再び断られたため犯行に及んだものとみられます。執着の末の犯行ということでしょう」(同前)

容疑者の"変化"

 男を知るという人物は、驚きを隠せない様子でこう話した。

「幼少期にはうちの娘ともよく遊んでいました。近所で一緒にサッカーをしたり、自転車に乗ったりしていて、当時の彼は明るい子という印象でした。

 事件後、中高の友人からうちの子のところに『逮捕されたらしい』と連絡が回ってきたそうです。本当に信じられません。まさかあの子が、という思いです」

 一方で男には近年、ある変化がみられたともいう。

「ここ数年で随分と印象が変わっていました。2年くらい前から急に金髪に染め始めて、タバコも吸うようになっていた。『素行が悪くなった』という話は耳に入っていました。自宅の周辺でバイクをいじっている姿を何度か見かけたこともあります。

 被害者の女の子と付き合っていることはまったく知りませんでしたし、女の子と一緒に歩いている姿も見たことはありませんでしたね」(同前)

 男は、相模大野駅から徒歩約20分の距離にある、古い賃貸アパートで家族と同居していた。同じアパートの住人によれば部屋は2DKで、家賃は6万円弱だという。逮捕を受けて、男と同居する父親は11日、複数メディアの取材に応じ、困惑した様子でこう語っている。

「現時点では何もわからないので……息子自身のことも今はお話しできません。心の整理ができていません、すみません」

 男はかつて愛したはずの女性を、なぜ殺めなければならなかったのか。続く記事では、父親が明かした男の素顔について報じる。

(後編につづく)

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