日本ハム・孫易磊 10度目登板で来日初勝利!6回8K零封「いい投球ができて、不安がなくなった」
◇交流戦 日本ハム3−0DeNA(2026年6月11日 エスコンF)
来日3年目の21歳。台湾出身の日本ハム・孫易磊(スン・イーレイ)が今季初登板、通算10度目の登板で初勝利をつかんだ。「やっといい投球ができて、不安がなくなった」。初回から自己最速158キロを計測するなど4回まで完全投球。6回を2安打無失点、8奪三振で投げ切った。
23年オフ、最速156キロを誇る“台湾の至宝”を巡っては日米10球団以上が獲得に乗り出した。支配下契約を提示する球団もあった中、育成契約を提示した日本ハムへの入団を決断。決め手は圧倒的な熱意だった。当時の稲葉篤紀GM(現2軍監督)ら球団幹部が何度も台湾へと足を運び、資料を基に育成スタートの利点を伝えた。
岩本賢一チーム統轄副本部長は「必ずしも支配下である必要はない。焦らず、地道に下積みしてからでも遅くないのではないか」と提案。家族にも提示された資料にはダルビッシュ、大谷の成長過程が記され、「このチームを選べば間違いないと思った」と外国人では球団初の育成契約で加入した。
台湾時代のトレーナーと日本ハムのトレーナーが定期的にオンライン会議。育成方針にズレがないよう日台で協力した。オフから左手を平行に出して奇麗に腕を振ることを意識したフォーム改善も球速アップにつながった。22年7月以来の7連勝に貢献した白星。「初めてのヒーローインタビューで凄く緊張して、学んだ日本語を忘れてしまった」と通訳を通してはにかんだ。
▼日本ハム・新庄監督(来日3年目で初勝利の孫易磊に)去年の孫くんから7歳ぐらい大人になったようなマウンドさばきだった。
