2026年の台風どうなる? 8月は接近増 秋は「強い台風」に注意

2026年の台風は、夏と秋で様子が変わりそうです。8月は接近が増え、秋には発達した台風が近づく可能性もあります。今年の台風は何が違うのか、その仕組みを解説します。
2026年の台風の見通し 8月を中心に接近、秋は強い台風に注意

2026年の台風シーズンは、8月を中心に日本列島への接近数が平年並みか多くなる見込みです。
また、今年は秋に発達した台風が接近する可能性があることにも注意が必要です。
図は、平年の台風の発生・接近・上陸数の月ごとの特徴を示したものです。
こうした中で、2026年は台風の発生位置や進路の傾向が、夏から秋にかけて変化する可能性があります。
今後の台風の発生や進路の変化に注意が必要です。
なぜ今年の秋は強い台風が接近しやすくなるのか

今後、夏までにエルニーニョ現象が発生する可能性が高くなっています。
エルニーニョ現象は、台風など熱帯擾乱の発生位置や進路に影響を与えることが知られており、今年もその影響が徐々に現れてくるとみられます。
特に秋(9月以降)は、その影響が顕著になる可能性があります。
エルニーニョ現象発生時には、台風の発生位置が平年より東寄りとなる傾向があります。
この場合、台風は発生から日本付近に接近するまで、暖かい海の上を長く進むことになります。その間にエネルギーを蓄えやすく、発達した状態で接近するおそれがあります。このため、ひとつの台風による影響が大きくなることも考えられます。
一方、夏の前半は、エルニーニョ現象の影響はまだはっきりしにくく、台風の傾向は平年に近い状態が続くとみられます。台風は北西太平洋の熱帯域(フィリピンの東など)で発生しやすく、北上することが多くなります。
夏の後半になると、エルニーニョ現象の影響が徐々に現れ始め、台風の発生位置や進み方に変化が出てくる可能性があります。
今年の台風に影響する大気と海洋の変化

今年は、エルニーニョ現象に加えて、正のインド洋ダイポールモード現象も影響する可能性があります。
これらの現象はそれぞれ台風の発生位置や大気の流れに影響を与えることが知られていますが、同時に発生した場合は、それぞれの影響が重なり合い、台風の発達や進路に複合的な影響を与える可能性があります。
このように、今年は大気と海洋の状態が平年とは異なるため、台風の発達や進み方に変化が出る可能性があり、今後の動向には注意が必要です。
