2回、村林の打球に飛びつく村上(撮影・立川洋一郎)

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 「阪神1−0楽天」(6日、甲子園球場)

 打のヒーローが立石ならば投のヒーローは間違いなくこの男だった。阪神・村上は6回5安打無失点で今季5勝目を挙げた。粘投でチームに勝利をもたらした。

 1点リードの六回無死一、二塁。連打でピンチを招き、打席には黒川を迎えた。3球で追い込むと、5球目の直球は外角いっぱいにきれいに決まって見逃し三振。村林はあっさりと遊ゴロ併殺に片付け、任務完了。「粘り切れたので良かった。いずれ点を取ってくれるっていうところで打ってくれた」と仲間を信じて腕を振った。

 これでクオリティースタート(QS・6回以上かつ3自責点以下)数はリーグトップの中日・柳と並び、登板11試合で10と抜群の安定感を誇る。「先発としての役割は試合を作ること。そこは果たさなければ。最後まで試合を作って投げきりたい」。エースたるゆえんを示した98球だ。