大谷翔平がドジャースを完全掌握! 打順もローテも“二刀流ファースト”で西地区独走態勢
大谷翔平(31=ドジャース)に当たりが戻ってきた。
日本時間2日のダイヤモンドバックス戦は4打数3安打。最近4試合は計18打数9安打で、打率は.289までアップした。
これまで月ごとの本塁打数で最も多いのは6月の62本。得意の6月に入って復調気配の打撃を生かすためだろう。2日の試合前、ロバーツ監督は先発が予定されている4日のDバックス戦は投打同時出場になる見込みだと話した。
大谷は5月21日のパドレス戦で登板4試合ぶりに投打同時出場すると初回にいきなり本塁打。前回5月28日のロッキーズ戦も投打同時出場で、やはり初回に本塁打を放っている。
ドジャースの首脳陣は、大谷が5月上旬にスランプに陥った原因を疲労とみている。投手に専念させたり、打者として2試合続けて休ませたりすると、打撃の状態が上向いたからだ。今回で3試合連続投打同時出場となるものの、「首脳陣は大谷の体調も考慮したうえでスケジュールを組んでいるし、今後もそうしていく見込みです」と、特派員のひとりがこう続ける。
「投打同時出場で先頭打者本塁打を打った21日と28日は、いずれも翌日が移動日だった。21日は前日にあえてシーハン(26)を中4日で投げさせ、大谷を中6日でしかも休日前日に起用。28日は前日にブルージェイズからトレードで獲得したラウアー(31)を先発させ、大谷を中6日で休日前日に投げさせた。6月は19日と26日が移動日だけに、大谷のことはこのまましばらく登板間隔を中6日に固定して木曜日に登板させるでしょう。そうなると3週目は先発が足りなくなりますが、ブルペンデーにするか、マイナーから若手を昇格させてでも大谷は休日前日に投げさせますよ」
つまりドジャースの首脳陣は、大谷への負荷を最小限度にとどめながらも、投打にフル回転させるのが勝利への近道。そのためには他の先発にシワ寄せがいくのもやむを得ないと考えているようなのだ。
大谷次第なのは先発ローテに限らない。
こうも打順がコロコロと変われば文句のひとつも出そうなものだが…
「打順にしても大谷の1番だけは不動。5試合無安打が続いても、首脳陣はガンとして打順を変えようとはしなかった。攻撃の起点はあくまでも大谷で、他の選手はいかにして大谷を生かすことができるか、効率良く得点につなげられるか、そのときの調子によって打順はコロコロ変わっています」(前出の特派員)
昨年まで大谷の後の2番を打つケースが多かったベッツ(33)はケガから復帰後、2番で打率.149と低迷すると、3番や4番に。現在の2番は打率.293、13本塁打、50打点と今季ブレークした感のあるパヘス(25)が務めることが多い。
オフに4年総額約360億円で獲得したタッカー(29)は、ここまで1、2、3、4、5、6、9番を打っているし、正捕手で打撃の良いスミス(31)にいたっては、1番から9番まですべての打順を経験しているほど。フリーマン(36)にしても2〜5番と打順がコロコロ変わっている。
MVP実績のあるフリーマンやベッツはもちろん、いずれも他球団であれば中軸の固定された打順で起用されるような選手たちだ。なのに、こうもコロコロと打順が変われば文句のひとつも出そうなものだが、
「大谷は本塁打王を2度獲得しているどころか、今季は投げてもサイ・ヤング賞を狙えるようなパフォーマンスを続けている。しかも打って投げて、人の倍、働きながら、決して休もうとしない。しかも、チームの危機には自分が何とかしようと身を粉にする。ドジャースのワールドシリーズ連覇は大谷がいればこそだし、いまやドジャースは大谷のチームと言っても過言ではない。打順もローテも大谷中心で組むのは、結果として勝つ確率が最も高いから。首脳陣はもちろん、選手もみな納得していますよ」
とは前出の特派員。
そうやって投打とも大谷中心のスタンスを取っているドジャースは2日現在、2位のパドレスに5ゲーム差をつけてナ・リーグ西地区を独走しつつある。
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ところでドジャースでは、大谷翔平の陰で、佐々木朗希の“放出カウントダウン”が始まっている。復調は朗報のはずが、皮肉にもトレード要員としての商品価値を高める結果になっているというのだ。いったいどいうことか。●関連記事 【もっと読む】佐々木朗希は依然として“交換要員”候補 では、それらについて詳しく報じている。
