断髪式を終え写真撮影する、(左から)元北勝富士の大山親方、真美夫人、長男・春仁くん

写真拡大

 「北勝富士引退年寄大山襲名披露大相撲」(30日、両国国技館)

 元小結北勝富士の大山親方(33)が大銀杏に別れを告げた。断髪式では約300人にハサミを入れられ、最後は師匠の八角親方(元横綱北勝海)に止めバサミを入れられた。

 大山親方は涙をこらえるような表情を浮かべ「この景色を見た時に、私は本当にたくさんの方に支えられて相撲人生を歩んできたんだと心から感じました」と、両親や指導者、角界の先人や師匠への感謝を述べた。

 そして「一番近くで支えてくれた家族。勝った時は一緒に喜んでくれて、負けた時も変わらず笑顔で迎えてくれて本当にありがとう。怪我をして帰った時、苦しい時、いつも近くで支えてくれました。その支えがなければ、私はここまで続けることはできませんでした」と真美夫人と5歳の春仁くん、そして相撲ファンへの感謝も口にした。

 最後は「これからは大山として、この恩を次の世代へ返していきます。大相撲の発展のため、そして強さだけではなく、人として立派な力士を育てられるよう精進してまいります」と宣言。最後は「北勝富士として歩んだ土俵人生に一片の悔いはありません。誠にありがとうございました」と締めくくった。

 断髪式後は理容師によりミディアムショートの髪形に変身。真美夫人にねぎらわれ、春仁くんからは不思議そうな視線を向けられた。「頭が軽いですね」と笑顔を見せていた。