母が自転車で違反を指摘され、「反則金を今すぐ払って」と言われたそうです。その場で支払いを求められた場合、“詐欺”の可能性があるって本当ですか?

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2026年4月1日から、自転車にも交通反則通告制度、いわゆる「青切符」が導入されました。しかし制度になじみがないことを悪用し、警察官を自称して反則金の支払いを要求する詐欺とみられる事案も報告されています。本記事では青切符制度について理解し、詐欺被害に遭わないためのポイントを解説します。

交通違反を指摘して近づく「ニセ警察官」の手口とは

2026年4月1日から自転車にも交通反則通告制度、いわゆる「青切符」が導入されました。これは交通違反の取り締まり手続きを簡略化する制度で、一定期間内に反則金を納めることにより、取り調べや裁判を受けることなく事件が処理されます。
ところが、この制度が導入されたことを悪用して、警察官を装い自転車利用者に対して「違反だから反則金を払え」と迫る詐欺事案が確認されています。
実際に広島県呉市で男子高校生が「違反だから2000円払え」などと言われ、現金をだまし取られる被害が報じられています。ほかにも、栃木県で「今払わないと捕まる」と不安をあおられ、43歳男性が1万5000円を支払ってしまった事例も報道されています。
いずれの事件も、制度変更直後の混乱や「警察」という言葉への心理的不安を悪用した手口とみられています。
正規の青切符では、その場での現金徴収やその場で電子マネー送金を求められることはありません。ATMへの誘導や個人名義口座への振込要求にも注意が必要です。

交通違反の「青切符」はその場で支払い不要! 正しい反則金の納付方法

青切符を受け取り、違反をしたと認める場合は、指定された期限内に反則金を納付します。警察庁は「警察官が取締りの場で反則金を徴収することはありません」と注意喚起しており、その場で現金を要求された場合は支払わず110番通報するよう呼びかけています。
また、反則金の仮納付ができなかった場合、交通反則通告センターに出頭し、反則金の通告書と納付書の交付を受けたうえで、反則金を納付する流れになります。
これら全てを無視して納付しない場合は刑事手続に移行する可能性があるため、青切符を受け取った際は放置しないことが重要です。

青切符の反則金はいくら? 主な交通違反ごとの反則金一覧

自転車の青切符対象となる違反行為は100種類以上もあります。
主な反則金額は以下の通りです。
 

・携帯電話使用等(保持):1万2000円
・遮断踏切立入り:7000円
・信号無視:6000円
・一時不停止:5000円
・イヤホン使用・傘差し運転・無灯火:5000円
・二人乗りなどの積載制限違反:3000円

特に「ながらスマホ」は反則金額が高く設定されているほか、スマホ使用によって事故を起こした悪質な違反については、これまでとおり刑事処分対象です。
一方ヘルメット未着用は努力義務違反にあたるものの、現時点では反則金の対象ではありません。
ただし、ヘルメット未着用時の致死率は着用時の約1.4倍と紹介されており、安全面から着用が推奨されています。

まとめ

2026年4月1日から、自転車にも交通反則通告制度、いわゆる「青切符」が導入されました。重要なポイントは取り締まりの現場で警察官が現金を徴収することはないということです。反則金は納付書を使って金融機関で支払う必要があるため、その場で金銭を要求されても安易に支払いに応じることなく、110番通報するなど警察に相談しましょう。
 

出典

警察庁 注意喚起 自転車の交通違反に対する反則金(青切符)名目の詐欺事案の発生について
警察庁 自転車の新しい制度
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー