<大相撲五月場所>◇十二日目◇21日◇東京・両国国技館

【映像】「勇み足だろ」が“一転”した取組の様子

 三段目の取組で、土俵際の決着に「勇み足だろ!」「足出てるやん」など一部ファンからの指摘が相次ぐ一幕があった。しかし、意外な事実の指摘を受け「そうなんだ。勉強になるなあ」など納得の声が広がった。一体、どんな取組のどんな場面だったのか――。

 それは三段目六枚目・相馬(二子山)が三段目三枚目・山藤(出羽海)を吊り出して3勝目を挙げ、星を五分に戻した一番で起こった。

 山藤は身長177.5センチ、体重76.3キロのスリムな体型で人気の力士。対する相馬は身長179センチ、体重148.8キロの重量級で、両者の体重差は72.5キロと2倍近くにも及んだ。

 立ち合いもろ手で当たった山藤。相馬に突き返されるも、左を差して下手を引き攻めていく。ここで相馬は左四つで両まわしを掴み、土俵中央で力強く山藤を持ち上げると、そのまま土俵の外へと持ち運んで吊り出しを決めた。

 しかしこの際、山藤を土俵外へ吊り出すべく歩みを進めた相馬の足が、山藤の体が落ちるより早く土俵を割ったように見えた。そのことを受け、ABEMAの一部ファンから「勇み足だろ!」「足出てるやん」「足出てないか」といった疑問が上がった。

 一方で「あの場面は勇み足は適用されない」「吊り出しは送り足だから勇み足はない」などの指摘も聞かれ「そうなんだ。勉強になるなあ」「なるほどね」といった納得の声も広がった。

 この件については、2024年7月23日(火)に日本相撲協会で公開された「大相撲QUIZ」で「取組で相手を吊り上げ両足を浮かせた状態で、自分の足が先に土俵外に踏み出したらどうなるでしょうか?」との問いに対して「取組で相手を吊り上げ両足を浮かせた状態で、自分の足が先に土俵外に踏み出してから相手の足を土俵外に降ろした時は『送り足』となり負けにはならず『吊り出し』で勝ちになります。しかし後ろ向きに後退してかかとから出た場合は負けとなってしまいます」との回答が記されている。(ABEMA/大相撲チャンネル)