EASTで最下位決定の千葉。“内容が良くても致命的なミスが出る”悪循環を改善していけるか
鹿島が勝利すれば百年構想リーグEASTの1位が決まるゲーム。
ホーム戦として負けるわけにいかない千葉は、2トップの一角に売り出し中の17歳MF姫野誠を起用し、守備時は4−4−2、攻撃時は4−2−3−1のような形を敷きながら鹿島に挑み、守備面では狙いを表現できたと言える。キャプテンの郄橋壱晟も「戦術的にはできていた」と振り返る。
しかし「また自分たちがしてはいけないミスをしてゲームが難しくなったと。終わってみれば0−2というところは内容どうこうではなく、結果の示すとおりトータルして完敗ということだと思います」と指揮官が続けたように、またしてもミスからスコアを動かされ、敗戦を突き付けられた。
前半終了間際、千葉がこだわりを持つ後方からのポゼッションで、ボランチ品田愛斗が鹿島の鈴木優磨の激しいスライディングを受けてボールをロスト。その流れから荒木遼太郎にを決められて先制点を奪われた。
後半も千葉としては敗れればEAST最下位が決まるなか、よく走り、前への意識を強めたが、61分には2枚目のイエローカードでFWカルリーニョス・ジュニオが退場。数的不利の状況でもよくチャンスを作ったが、88分にはシンプルなロングボールをクリアし切れず、交代出場の師岡柊生にネットを揺らされ、力尽きた。
ボールを大事にし、相手を見ながら狙いを持ったサッカーを展開する千葉のスタイルは魅力的に映る。もっとも、昨季17年ぶりのJ1昇格を果たし、特別大会である百年構想リーグに臨んでいるが、残り1試合を残し、3勝11敗・PK負けが3つ(16得点・27失点)と苦しみ、EAST最下位が決定してしまった。
自分たちの理想に貪欲に挑む姿は徹底されているが、多くの黒星につながっているのが、鹿島戦同様に自陣での致命的なミスである。
“内容は良いがミスが出る”
それが百年構想リーグでの千葉の大きな課題である。
鹿島戦後に小林監督も改めてこう語ってくれた。
「前回対戦の時もお話しさせてもらいましたが、やっぱりその時もゲームのコントロールとしては自分たちのほうができたゲームであって。僕自身が本当に、この世界で選手の時から20数年、30年近くになるかもしれないですが、そのなかで、鹿島アントラーズというチームは内容どうこうで戦っているチームじゃないと思っています。そこは彼らに対する相当なリスペクトがある。だからこそ、ずっと上位で戦い続け、だからこそ、ずっとチャンピオン争いに加わっていける。
彼らはこの長いリーグ戦で自分たちのペースで戦えなかったとしても、勝点を持って帰れるチームである。そこが彼らのすさまじい強さだと思っています。そこは今、自分たちが本当に見習わなければいけない点だと思ってますし、自分たちは自分たちのペースで戦えていたとしても、このリーグにおいては勝点を持ち帰れないゲームが何試合かありました。それを改善するということと、苦しかったとしても粘り強く戦ってなんとか1でも積んでいけないかというところに対するトライをしなければいけない。そういう部分では、やっぱりすごく学ばなければいけない点を彼らは持っていて、そういうチームに対して、自分たちの内容がどうだったかということは本当に僕にとってはあまりいらない話なのかなと。やっぱり結果がすべてで、0−2というスコアが彼らの強さですし、結局は点を取れなかったゲームだったと思います」
