ハンタウイルス死亡者と同じ飛行機に乗っていたイタリア人男性、病院に搬送
ハンタウイルス感染で死亡した乗客と同じ航空便に乗っていたイタリア人男性が、隔離中に感染が疑われる症状が見られたため病院に搬送された。
12日(現地時間)の現地アンサ通信によると、イタリア南部カラブリアに居住する25歳の男性が同日、ローマの感染症専門病院スパランツァーニ病院に搬送された。
この男性は、ハンタウイルス感染で死亡した南アフリカ共和国の女性客がしばらく搭乗していたKLM航空便に同乗していたことが確認され、隔離措置を受けていた。
◆保健当局「陽性かどうか検査予定」
保健当局はこの男性がハンタウイルスに感染したかどうかを検査する予定だ。
ハンタウイルスは主にネズミなどのげっ歯類の排泄物や唾液を通じて感染する。一般的なハンタウイルスはコロナのように人から人に広がるウイルスではないが、まれに感染事例も報告されている。感染初期には疲労感や発熱、寒気、筋肉痛などの症状が表れるという。
各国保健当局は今回のハンタウイルス感染に関連し、一般大衆のリスクは現在のところ非常に低い水準と判断している。
◆クルーズ船のハンタウイルス感染者9人…WHO事務局長「防疫勧告に従ってほしい」
大西洋のクルーズ船に関連したハンタウイルス感染者が9人に増えた中、世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長が防疫勧告に従うことを関係国に要請した。
AFP通信などによると、テドロス事務局長は同日、スペインのマドリードでサンチェス首相と共に開いた記者会見で、これまでにクルーズ船に関連した感染確定・疑い事例は11件で、うち9人がアンデス型と確認されたと明らかにした。死者数は3人のままだ。
クルーズ船「MVホンディウス」の乗客や乗務員など約120人は前日までにスペイン領カナリア諸島で下船し、米国、英国、ドイツ、フランス、オランダなど世界各国に移動した。
テドロス事務局長は各国に防疫方針を決定する権利があるとしながらも「我々の助言と勧告事項に従うことを望む」と述べた。
WHOはハンタウイルスに露出したおそれがある人に対し、最後の露出日から6週間(42日間)の隔離および高リスク接触者に対する継続的なモニタリングを勧告している。
海外メディアによると、ドイツ、英国、スイス、ギリシャは45日間の自主隔離を実施する。カナダ保健当局は21日間の自主隔離としながらも42日まで延長可能と発表した。オーストラリアは最低観察期間を3週間とし、追加で2週間の延長が可能だ。
