横浜市内は路上喫煙全面禁止、来年1月の施行目指し改正条例案提出へ…河川や駅前広場も対象に
来年3月に開幕する国際園芸博覧会(GREEN×EXPO)を見据え、横浜市が検討を進めている市内全域での路上喫煙を禁止する改正条例案の概要が判明した。
喫煙所以外の公共道路や河川、駅前広場などが全て対象となる。市は来年1月の施行を目指す。
改正するのは、市空き缶等及び吸い殻等の散乱の防止等に関する条例(ポイ捨て防止条例)で、14日開会の市議会定例会に改正条例案を提出する方針だ。
改正条例案では、過料指導の対象となっている横浜駅や関内駅周辺などの「喫煙禁止地区」を「喫煙禁止重点地区」に改称し、より周知を進める。新たに禁止する道路などで過料は適用しない。分煙の環境整備に向けた取り組みも掲げる。
受動喫煙を防ぐためにも市は昨年、路上喫煙を全面禁止にする方針を表明した。今年2月13日〜3月15日に郵送やインターネットで意見を募集したところ、1968件のうち賛成は71%に上り、反対(9%)を大幅に上回っていた。
一方、大阪・関西万博が開催された大阪市も2025年1月から、市内全域で路上喫煙を禁止とした。全面禁止方針が決まった22年3月時点での公設喫煙所は6か所だったが、改正条例が施行された25年1月までの約3年間で、公設と市が補助した喫煙所は計177か所になったという。
民間調査会社「プランワークス」(東京都)は今年1月、横浜市内で必要な喫煙所数を調査。京都駅周辺をモデルに1日の駅利用者数2万5000人あたり1か所の喫煙所が必要と算出した。現状の禁止地区内では約90か所、市内全域では600か所以上が必要になるという。
高橋昭一代表は「喫煙者にマナーを守ってもらうためには喫煙所の確保が必要だ。民間喫煙所の設置も含めて行政がリーダーシップをとる必要がある」としている。
