【磐越道バス事故】会見で部活顧問が語った事故発生時の様子 そして取材で見えてきたバス車内にいた生徒たちの様子は《新潟》
磐越道で6日午前に、部活動の遠征中に発生した21人死傷の事故についてです。10日夜に2度目の会見を行った北越高校。出席した部活顧問の話から、事故当時の状況が分かってきました。
男子ソフトテニス部の顧問は、生徒が乗ったマイクロバスに当初、同乗予定でしたが、バスは荷物が多くて乗れず自身の自家用車で移動し、現地集合という認識だったといいます。
Q)事故発生時の事故について…状況について、もう一度、詳しく教えていただけますか?
「はい。事故が発生した当初、私、運転をしておりましたが、 私のスマートフォンのハンズフリーで着信になるようになっていて、それで、生徒から連絡がありました。ただし、その時は、接続が悪いというか、音声も聞こえなかったんです。すぐに切れてしまったんですが、その直後に、その電話をくれた部員から LINEで“事故りました”という一文が送られてきました。その後、私、折り返して電話をしたんですけれども、そこもやっぱりつながらずに、数分後にやっとつながって、すごく慌てた様子で話をしてきました。そのタイミングくらいで、ちょうど私もパーキングに入って、ちょっと一度、車を止めておりました。実際、子どもたちがどこにいるのかは、分からない状態でしたので、そんな形で一度、車を止めました。場所を教えてもらおうという風に思いましたので、その本人に、自分の今の居場所をスクリーンショットで、地図のアプリで送ってくれということでお願いをして…見たところ、結果的に私の数キロ後ろにいたというような形になろうかと思います。そこからですと、当然、車でUターンするわけにはいかないですので、そこから次のインターまで車を走らせて、そこで1回高速を下り、Uターンをして、現地の近くまで行きました。ただし、反対車線の方も通行止めになっておりまして、通れない状態になっていました」
現地近くまで戻ったという顧問は…
「そこで誘導していた方に、車を止めて話しかけました。『その先で、事故に遭っているのは私の関係者なんだけど』ということで言ったんですけれども、『通すことはできない』ということで高速を下りて、『駐車場で待っていてください』ということで伝えられました」
「確か、磐梯熱海インターの次のパーキングだったと思うので、五百川だったかのサービスエリアだったか、だったと思います」
Q) 近くまでは行けたんだけれども、現地に行くことはかなわなかったということでしょうか。
「その通りです」
その後の状況については…
【北越高校男子ソフトテニス部 寺尾宏治顧問】
「はい。降りた後に駐車場で待っており、そうしたら、消防の方が来て、私も駐車場のところに止めて、外でうろうろしていたので、そこで声をかけられました。あとは、そこから、 長い時間、その人たちとやりとりをしたりしながらでしたし、生徒の携帯を用いて事故現場に到着した警察官の方ですとか、消防の方ですとか、そういったところから連絡をもらって、少しずつ、生徒たちが運ばれた病院とか、そういったところも教えていただけるようになりまして、そこから移動を開始したんですけれども、その途中で(病院に行っている)、渋滞がかなりひどくなっていたので、すごく時間もかかりましたが、その途中で亡くなった生徒の運ばれた警察署が分かったということで、学校から連絡がありましたので、そこを引き返して、そちらの警察署の方に向かいました。残念ながら、本人には会えず……少しそこで待っておりました。そのタイミングで副校長も現地に到着しました」
「そして3時ごろでしょうか、比較的軽症だった生徒たちが、退院をしている状態になりましたので、連絡があって病院の方に向かってくれということで、学校の方から連絡がありましたので……副校長に残っていただいて、私は病院の方に移動をいたしました。そちらで、10人くらいでしょうか、10人だと思いますが、生徒たちが、そこで病院の前で待っておりましたし、そこに保護者も迎えに来ておりました。そこで生徒と対面できたというような形です。時間としては3時40分くらいだと思います」
一方、事故発生時、バスの車内にいた生徒たちの様子もわかってきました。
バスに乗っていた生徒の関係者によると、事故直後生徒たちの間では「救急車!」「シートベルトを切るためにハサミちょうだい!」「誰か発えん筒!」という声が飛び交っていたといいます。
そして、生徒だけで後続車からの追突がないよう、発えん筒をたいたということです。
事故に巻き込まれた後続の車が救急車を呼んだということです。
また、動ける生徒で、車内に入ってきたガードレールに挟まれた部員を助けるため、ガードレールを動かそうとしたものの、ビクともしなかったといいます。
電話越しの救急隊員の指示通り、重傷の生徒の手を握り、「大丈夫だよ!」「すぐ救急車来るよ!」と呼びかけを行っていたということです。
捜査関係者によりますと、複数の生徒から「危ない運転だった」という証言があったようで、「事故前に縁石に乗った」「トンネル内でこするような事故もあった」など聞いているといいます。
詳しい捜査はこれから行われるということです。
