父が「リッター10円安いから」とハイオク指定の“クラウン”に「レギュラーガソリン」を入れていた! 1回だけらしいけど、壊れないか心配です…。指定外給油がもたらす結果とは

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日常的に車を利用する人にとって、ガソリン価格の高騰は家計に直結する深刻な問題です。節約のために、ハイオク指定車にレギュラーガソリンを入れた経験がある人もいるかもしれません。   しかし、その状態を続けると車にどのような影響があるのでしょうか。本記事では、ガソリン価格の最新動向やレギュラーとハイオクの違いなど、ガソリンに関する疑問を解説します。

ガソリン価格は「激変緩和措置」の補助金投入で一旦下落傾向

2026年3月19日出荷分より、政府は「緊急的激変緩和措置」を開始しました。中東情勢の影響による原油価格および石油製品価格の高騰抑制を目的に、ガソリンや軽油、灯油などの燃料油を支援しています。
ガソリンの全国平均小売価格が170円を超えると、水準を維持するために超過分を補助し、燃料油元売りへ補助金を支給することで、石油製品価格の引き下げを図る仕組みです。
経済産業省資源エネルギー庁が公開する「石油製品価格調査 調査の結果」の給油所小売価格調査によると、緩和措置前の3月16日における全国平均価格は、レギュラーが190.8円、ハイオクは201.8円でした。
緩和措置以降は、落ち着いた価格を取り戻しつつあり、4月22日公表時点の価格は表1のようになります。
表1

緩和措置開始後(週ごと) レギュラー ハイオク 3月23日 177.7円 188.4円 3月30日 170.2円 180.4円 4月6日 167.4円 178.3円 4月13日 167.5円 178.3円 4月20日 169.5円 180.3円

出典:経済産業省資源エネルギー庁「石油製品価格調査 調査の結果」を基に筆者作成

「ハイオク指定車」に別の油種を入れると故障の恐れも

ガソリンは、資源国の経済情勢や政府の対応で価格が日々変動します。掲題のように「ハイオク車でも同じガソリンならレギュラーで良いのでは」と考える人もいるかもしれませんが、故障の原因になるため推奨はできません。
レギュラーとハイオクには、エンジン内の自己着火や「ノッキング」の起こりにくさの値を指す「オクタン価」に違いがあります。ノッキングはエンジン内の異常燃焼の一種で、以下のようなトラブルが起こりえます。
 

・加速時、エンジンの「カラカラ」といった異音
・アクセルを踏んでも加速しにくい
・アイドリング不安定

このような症状を放置すると、エンジン内部に深刻なダメージを与え、故障につながる恐れがあります。ピストンなどの破損を引き起こし、高額な修理費がかかりかねません。指定よりオクタン価の低いガソリンを給油することも、原因のひとつに挙げられます。

「レギュラー車」にハイオクガソリンを入れるのは基本的に問題なし

一方、レギュラー車にハイオクを給油するのは、特に問題はないとされます。一部ハイオクには洗浄剤が含まれ、エンジンに良い効果があるようです。ただし、継続してハイオク給油した場合の話で、効果は限定的で、レギュラー車の性能が向上するとは限りません。
レギュラー車で、あえてリッター価格の高いハイオクを選ぶメリットは少ないと言えます。

まとめ

コスト削減としてハイオク車にレギュラーガソリンを給油し続けると、深刻な故障につながり、高額な修理費が発生する可能性もあります。ハイオクガソリンは、ハイオク仕様車に適したガソリンであり、レギュラーより割高になるのが一般的です。愛車を故障なく長持ちさせるためにも、指定通りに給油しましょう。
 

出典

経済産業省資源エネルギー庁 中東情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置
経済産業省資源エネルギー庁 イラン情勢を踏まえた緊急的激変緩和措置について(2ページ)
経済産業省資源エネルギー庁 石油製品価格調査 調査の結果
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー