さいとう・たかを原画展 『ゴルゴ13』

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『ゴルゴ13』などの劇画作品を多く生み出した、さいとう・たかをさんの原画展が、茨城・筑西市のしもだて美術館で開催されています(6月28日まで)。さいとう・たかをさんの作品に携わってきた担当者が、エピソードを語りました。

1936年、和歌山県に生まれたさいとう・たかをさん。一度は理容師になったものの“漫画を描きたい”という思いがあり、母親の反対を押し切るように描いた『空気男爵』(日の丸文庫)で、1955年に漫画家デビューを果たしました。

■国内初の原画展 500点以上の原画や資料を展示

1960年に『さいとう・プロダクション』を立ち上げ、様々な漫画を世に送り出したさいとう・たかをさん。今回の原画展では、約70年間の創作を500点以上の原画と貴重な資料で振り返っています。

■「ゴルゴはさいとう・たかを」 元担当から見た2人の共通点

『さいとう・たかを原画展』では、3日、元小学館/さいとう・たかをさん担当の佐藤敏章さんによるトークイベントが開催されました。

佐藤さんは、さいとう・たかをさんの漫画を描くスタイルについて「さいとう先生って自分でわかんないことは描かないんです。わかんないことは聞く」と話しました。「たとえばパソコンのここを押すとどういう音するの?とか」と明かし「とにかく(登場)人物が理解できないとダメ」と語りました。

1968年に連載が開始され、代表作のひとつとなった『ゴルゴ13』。2021年にさいとう・たかをさんが亡くなった後も、その遺志を継ぐスタッフにより制作が続けられ、現在も連載中です。

さいとう・たかをさんがゴルゴのことをどう思っていたかについて、佐藤さんは「本当に(ゴルゴを)好きだったかどうかは微妙だよね」と予想。また、さいとうさんとゴルゴの共通点として「物の考え方とか見方は、“ゴルゴはさいとう・たかを”ですね」と話しました。