3点を先行され…ホーム・ニッパツでサポーターからのチャントが鳴り響かなかった後半の45分間。横浜FCの選手たちはどう受け止めたのか
横浜FCがホーム・ニッパツ三ツ沢球技場にSC相模原を迎え撃った一戦。その後半の45分間、横浜FC側のゴール裏のスタンドにはあまり見ない光景が広がっていた。サポーターがチャントを歌わなかったのだ。
前半だけで3失点。ルキアンのヘディングシュートがクロスバーを叩くなど決定機を作ったとはいえ、ビルドアップのミスを突かれたり、狭いエリアでの連係ミスも目立った。
もちろん良いプレーに対して拍手などで応えていたが、異様な空気感だった。そんな状況のなか、攻勢に出た横浜FCは57分に杉田隼のゴールで1点を返すと、70分にはジョアン・パウロの得点で1点差に詰め寄る。そして迎えた90+2分、再び杉田がネットを揺らして同点に。その瞬間、盛大なチャントが鳴り響いた。
ほぼチャントがなかった後半の45分間を、横浜FCのGK市川暉記はどう受け止めたのか。
「不甲斐ないです。でも、自分たちでハーフタイムに『まだ45分ある』『前回の相模原戦は後半に何点取ったのか』という話をして、まったく諦める試合ではないということを共有しました。(サポーターらチームを支えてくれる人たちに)本当に申し訳ないですし、諦めずにやって結果に繋げられるようにしないといけない」
CBながらこの日2ゴールを挙げた杉田も「ガッカリさせてしまったのは申し訳ないです」とコメント。「そのなかでも90分間しっかり応援してくれますし、ゴールデンウイークの休みの中でわざわざ試合を観に来てくれているので、結果で恩返しできるようにやっていきたい」と語る。
また、須藤大輔監督は「何度同じことをやっているのかということの表われだと思います」と話し、さらにこう続ける。
「0−3になって応援する気にならないのは、当たり前です。選手は僕の鏡だと思っていますから、そこに対する準備ができていなかったかもしれない。25失点していますから、いくら攻撃的と言っても失点を少なくしていかなければいけない。しっかりしたものをお見せできるように準備していきたい。
ただ、準備をしてもいろんなことが起きるのがサッカーなので、われわれはブレずにやり続ける。勝敗はコントロールできない部分ですから、勝つ確率を上げる作業をしていきたい。それをしっかりサポーターにも理解してもらえるように結果を手繰り寄せたい」
横浜FCは3−3で突入したPK戦で敗れた。敵地に乗り込む次節の栃木シティ戦では、サポーターと喜びを分かち合えるようなゲームを披露したいところだ。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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