広島への津波は・・・ 新VRで疑似体験
20日夕方に三陸沖を震源とする地震が発生し、岩手県の久慈港では、80センチの津波を観測しました。気象庁は大規模地震発生可能性が平常時と比べて高まっているとして、現在、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表しています。
千島海溝・日本海溝沿いのエリアでは、最大クラスの津波を伴う大規模地震が、近い将来発生する可能性が高いと想定されています。過去の事例からみても今回のような大きな地震が起こったあとというのは、平常時より発生可能性が高まっているとされていることから、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が発表されました。必ずしも発生するわけではないですが、備えの再確認などが必要です。
広島で津波が想定されているのが、南海トラフ地震の影響です。
県内の影響として最大震度6強、津波の高さは最大で1.8メートル、最高水位は4メートルと想定されています。
広島県は、その可能性を理解して防災につなげてもらおうと、4月新しく津波VRを制作しています。このVRゴーグルを着けると、仮想空間が映し出されます。身に着けた人の視線の動きに映像が連動するため、リアルな体験ができます。
「臨場感というか、知った風景だとよりリアルに感じてもらえると思った。」
県は、これまでも津波のVR映像を制作してきましたが、それはあくまで仮想の町並みでした。今回は、より自分ごととして考えてもらおうと、南海トラフ地震による津波の最大想定1メートル~1メートル50センチ(八丁堀)をVRに反映させました。
■広島県危機管理監 有馬 博之 消防保安課長
「こうなる前に避難してもらうというのを、一番伝えたい。高い階へ移動する、そういうふうな逃げ方を頭に入れてほしい。」
津波は川を遡上する性質があり、川の多い広島市内は影響を受けやすいので、県の想定でも広島駅まで津波で浸水すると言われいます。そのため津波警報が出たときの対応を知っておく必要があります。
【津波警報時の行動】
・すぐに海から離れる
・高い場所に逃げる
・避難は原則、車を使わない
今回の後発地震注意情報発表とともに、内閣府は呼びかけています。
【注意すべきこと(内閣府発表)】
・正しい情報を見極め、偽・誤情報を拡散しない
・食料品や必需品の必要以上の買いだめをしない
普段から備蓄しておけば、災害時にお店に殺到して品薄という混乱を防げます。今回のことをきっかけにして備えを見直してみてください。
【2026年4月21日 放送】
