楽天、今季2度目の4連勝で首位に0・5差 村林が“値千金”決勝2号ソロ弾 さあ北九州で奪首だ
◇パ・リーグ 楽天3-2ソフトバンク(2026年4月15日 みずほペイペイD)
一振りで決めた。2―2の8回2死、打席に入る楽天・村林は雑念を捨てた。「見てても仕方ない。積極的に行こう」。そう腹をくくって初球、尾形の155キロの内角直球を迷わず振り抜く。打球は左翼ホームランテラスに飛び込んだ。
「思い切っていこうと思っていたので、いい結果が出て良かったです」。淡々と、冷静に振り返った表情とは裏腹に、その一発の価値は計り知れない。チームを今季2度目の4連勝に導き、同時に2年ぶりの貯金3。そして首位・ソフトバンクに0・5ゲーム差まで迫った。
打席の直前、投手が右の尾形へ交代。「もう(左腕の)ヘルナンデスで来ると思っていたんで…」。でも、すぐに頭を切り替え、球威のある右腕に初球からスイングを仕掛けていった結果が決勝の2号ソロとなった。
前夜に続き、1点を争う攻防。先発・古謝が7回途中2失点と粘れば、バックも好守連発で最少失点で切り抜けた。「みんなでしのいで、しのいで勝てたのが良かった」。そう話すと、村林は勝てば首位に浮上する、16日のソフトバンク戦(北九州)に目を向けた。「北九州は自主トレをやらせてもらってる。見に来てくれる人たちに自分が活躍することで恩返しもできる」。実直な男の目は、しっかり首位を見据えていた。(秋村 誠人)

