Photo: 神津文人

心地よいバウンス感が魅力のアシックスの「ブラスト」シリーズ。中でも高い人気を誇っている「スーパーブラスト」が、約1年半ぶりにアップデートされました。

反発性と軽量性を備えた高機能トレーニングシューズは、スーパートレーナーと呼ばれることがありますが、「スーパーブラスト」はスーパートレーナー代表といった存在です。最新作「スーパーブラスト3」は、どんな進化を遂げたのか。テスト用にシューズを用意して頂いたので、実際に走った感想をお伝えしたいと思います。

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アシックス「スーパーブラスト3」26,400円(税込)。写真のカラーはCobalt Burst/Light Orange

前作からのアップデートポイントで最も大きな点は、ミッドソール素材の変更でしょう。「スーパーブラスト2」のミッドソールはFF TURBO PLUS(エフエフターボプラス)とFF BLAST PLUS(エフエフブラストプラス)の2層構造でしたが、今作はミッドソールの上層部にFF LEAP(エフエフリープ)、下層部にFF BLAST PLUSが採用されました。

FF LEAPは、現在のアシックスのトップレーシングシューズにも採用されている素材で、アシックスのクッションフォーム材の中で最も軽く、優れた反発性を備えています。FF TURBO PLUSと比較すると約15%軽く、クッション性が約30%、反発性が約13.7%高いとのこと。素材のスペック上の性能差を見るだけでも、前作から大きく進化していることがわかりますね!

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ミッドソールに高機能素材、FF LEAPを採用。

「スーパーブラスト3」のソールの厚さは46.5mm。前作よりも1.5mm厚くなっています。それでいて、シューズ重量は前作よりも約10g軽くなっているとのこと。厚くなったのに、軽くなっているというのはなんとも不思議な感じですが、それだけFF LEAPが軽量な素材ということなのでしょう。

ちなみに、一般的に“厚底”と呼ばれるランニングシューズの踵部の厚さは40mm前後で、45mmを超えるシューズは稀。「スーパーブラスト3」は、超厚底と呼べる部類に入るかと思います。

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踵部の厚さは46.5mm!

足を入れるとまず感じられるのが、その厚底感。踵部が46.5mmあるので、ちょっと背が高くなったように錯覚します(普段より地面が遠いです)。アシックスのランニングシューズ全般に言えることですが、踵がしっかりとホールドされ、足とシューズの一体感が得られます。

また、履き口周辺がとてもソフトでフィット感も快適です。踵がルーズなシューズは、靴ずれやマメなどのトラブルが起こりやすいので、その点「スーパーブラスト3」には安心感があります。

特にゆったりとしたペースで走っているときに強く感じるのは、クッション感。ミッドソールが分厚いこともあり、着地衝撃をしっかりやわらげてくれ、走っていてアスファルトの硬さを感じることはありませんでした。また、底面積が広くとられているので、不安定さもなく、スムーズに足を運ぶことができました。

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快適なフィット感も魅力。

スピードを少しずつ上げていくと、反発性の高さが際立ってきます。「スーパーブラスト」には、トランポリンから着想を得たアシックス独自のソール構造が採用されています。靴底の中央部分にくぼみを設け、荷重がかかった際に変形しやすくすることで、復元する力が変形した素材に働き、トランポリンのように弾むような感覚が得られるというものなのですが、これが蹴り出し時に効いてきます。

ミッドソールの反発性の高さも手伝って、かなりのバウンス感が得られます。特に前足部から中足部あたりで着地するランナーの方は、グイグイと進んでいける感覚が得られるのではないかと思います。

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トランポリンから着想を得たソール構造。

この「スーパーブラスト3」ですが、企画段階では“チート・コード”という言葉がキーワードになっていて、“これを履いたら無敵になれる”“このシューズがあればそれだけで十分”といったコンセプトを掲げて開発がスタートしたそうです。

実際トレーニングからレースまで幅広く使えるシューズだと思いますし、長い距離を走るつもりはないけれどとにかく楽しく走りたいというビギナーランナーにも適した一足かなとも思います。

もちろん、アシックスの最先端テクノロジー(FF LEAP)を味わいたいという人にもおすすめ。この超厚底&超軽量は体感する価値がありますよ。

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