G1初制覇を目指すペアポルックスと前原助手(撮影・石湯恒介)

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 「高松宮記念・G1」(29日、中京)

 高松宮記念でG1初戴冠を狙うペアポルックス。担当しているのは、元女性騎手の前原(旧姓・西原)玲奈助手だ。10年の引退後は梅田厩舎で攻め専として調教に携わっていたが、昨年末からは担当馬がいる持ち乗り助手に。担当馬の初めての勝利は、同馬が豪脚で突き抜けた前走オーシャンSだった。初勝利が重賞。「先生にもオーナーにも恩返しができて本当に良かった」と昨日のことのように喜びをかみしめた。

 “乗り役”に徹していた時とは異なり、担当馬と向き合う日々に「ご飯をあげるのも初めてですし、本当に勉強することばかりです」としみじみ。それでもやりがいを感じているようで「攻め専の時以上に馬の表情を見ることができるので、何を求めているのかということを常に考えて行動しています。この子はあまり触ってほしくない子なので(触るのを)我慢してるんですよね(笑)」と愛情たっぷりに語る。

 そんな相棒と挑む2度目のG1の舞台。「体もふっくらしてすごくいい状態で臨めますし、とても楽しみ。ワクワクしますね」と目を輝かせる。愛馬とともに挑む春の短距離頂上決戦。これまでの経験を糧に、最高の状態で送り出す。(デイリースポーツ・小田穂乃実)