スポニチ

写真拡大

 WBCに出場したドジャースの大谷翔平投手(31)が16日(日本時間17日)、ド軍キャンプに合流した。今春から本格的に取り組む遠投や室内ケージでの打撃練習など二刀流で再始動。20日(同21日)のパドレスとのオープン戦に打者として出場することが決まった。

 午前10時40分。WBC連覇の夢が破れたローンデポ・パークから約3200キロ離れた、ドジャースのキャンプ地・グレンデールに大谷が姿を現した。ルーティンの「壁当て」から始め、70〜80メートルの距離の遠投を敢行。即席サイン会を開いた後は、バット2本を持って室内打撃ケージに向かった。

 大谷は16日夜に自身のインスタグラムを更新。「望んだ結果には届かず、自分のふがいなさを痛感しています」と悔しさをにじませ、侍ジャパンの選手、首脳陣、スタッフに向け「皆さんと野球ができた経験に心から感謝しています」と謝意を示した。無念の敗退から34時間25分後に投打二刀流で再始動。気持ちを切り替えるように、最高気温34度に上昇したアリゾナで精力的に体を動かした。

 3年ぶりに投打二刀流で開幕から臨むメジャー9年目。26日(日本時間27日)の開幕・ダイヤモンドバックス戦へ向けたスケジュールも徐々に見えてきた。デーブ・ロバーツ監督は「打者・大谷」のWBC後初出場が20日(日本時間21日)のパドレス戦と明言。一方、WBC期間は実戦で投げず、ライブBP(実戦形式の打撃練習)登板やブルペンなどで異例の調整を進めてきた「投手・大谷」の今春初登板については明言しなかった。

 関係者によれば、実戦初登板は当初の予定通り、22〜24日(同23〜25日)のエンゼルスとの開幕前最後のオープン戦3連戦、通称「フリーウエー・シリーズ」の期間中。そのまま開幕ローテーションに入る見込みで、ロバーツ監督は「昨季は(右肘手術明けで)1イニングから始めたが、今季は確実に当時の状態を上回っている。メジャーの試合で(初登板から)3〜4イニングを投げられない理由はない。昨季よりも良いスタート地点になる」と期待。マーク・プライアー投手コーチも「マイアミでのライブBP登板は映像も投球データも確認している。順調にきている」と強調した。

 98〜00年のヤンキース以来、26年ぶりのワールドシリーズ3連覇へ。大谷はもう走り出している。(柳原 直之)