夏タイヤに変えるべき「タイミング」とは?[画像はイメージです/PHOTO:HIRO・PIXTA]

写真拡大

判断の決め手は「最低気温7℃の法則」にあった

 冬の安心・安全なドライブを支えてくれた「スタッドレスタイヤ」(冬タイヤ)ですが、春の足音が近づいてくると、そろそろ夏タイヤへの交換が視野に入ってきます。

 とはいえ、まだまだ朝晩は冷え込みが厳しくなることもあり、どのタイミングで交換するのがベターなのか、少しばかり頭を悩ませるかもしれません。

【画像】「アウトォォ!」 これが絶対に交換すべき「危険なタイヤ」です!(19枚)

 そんな時には、いわゆる「最低気温7℃の法則」がひとつの判断基準になります。

 ご存じの通り、スタッドレスタイヤと夏タイヤではゴムの性質や役割が大きく異なり、それぞれが得意とする温度域があります。

 その分岐点となるのが「最低気温7℃」で、多くの大手タイヤメーカーも自社のウェブサイトなどで推奨しているのです。

 仮に、気温が高くなっているのにスタッドレスタイヤを履き続けていると、ゴムの摩耗や劣化が進みやすくなり、最悪の場合は走行中にトレッド面が剥がれたり、バーストしたりといった事態につながる可能性もあります。

 一方、夏タイヤへの交換が早すぎると、気温が低い早朝や夜間、山間部でのグリップ力や制動距離に不安が残ります。

 そこで気象庁の「24日間天気予報」などをチェックし、最低気温7℃以上の日が続き、季節外れの降雪リスクなどがなければ、スタッドレスタイヤ→夏タイヤへの交換にGOサインを出せるでしょう。

 もちろん、気温が低い地域や春スキーに行く予定などがあれば、それらも考慮する必要があります。

 ちなみに“最低気温7℃の法則”に加え、「桜の開花予想」も判断基準のひとつになるといえるでしょう。

 関東に在住する筆者(のぐち まさひろ)は今年、点検作業と合わせてディーラーで交換予定なのですが、地味にバタバタしがちな年度替わりを避けた「2026年4月8日」をXデーに定めました。

 さて、取り外したスタッドレスタイヤにも注意が必要です。

 来シーズン以降も長く安心して使えるように、保管方法にもちょっとした配慮が必要となります。

 まず保管する前にはしっかり水洗いし、乾燥させて、トレッド面にはさまった小石なども取り除いておきましょう。

 合わせて、スリップサインやサイドウォールに明記されている製造年月日(4ケタの数字/例:1822=2022年の18週目に製造)を確認し、残り溝が2mm程度まで減っていたり、製造から5年以上経過している(10年が使用期限)場合には、“引退”が推奨されます。

保管はけっきょく「縦積み」? それとも「横積み」がイイの!?

 保管場所は、直射日光/雨/水/油/熱源などを避けつつ、タイヤラックやスノコなどで“かさ上げ”しておくのがベターです。

 そして、「タイヤ+ホイール」で保管する場合と「タイヤ単体」で保管する場合では、それぞれ推奨される“積み方”があります。

けっきょくのところ、外したタイヤはどうやって保管すればイイの?[画像はイメージです]

 これはタイヤメーカー各社で共通の見解になりますが、ホイールが付いているタイヤは空気圧を1/2程度に落とした上で、「横積み(平積み)」、タイヤ単体では「縦積み」がベターとされています。

 これには、タイヤのゴムやコードの緊張状態を和らげることで、劣化を防ぐという効果があります。

 そのため、タイヤ単体で「縦積み」する場合には、1か所に荷重がかかり続けないよう、折りに触れてぐるっと回してあげるとさらにベターです。

 ちなみにキャンパーなどに人気の「ホワイトレタータイヤ」の場合、ホワイトレター同士を向かい合わせる、あるいはダンボールなどの緩衝材を挟んで保管すると、ホワイトレターの汚れや変色を防ぐことができるようです。

※ ※ ※

 春はもう目前。

 愛車の“衣替え”のタイミングを計りつつ、キャンプやお花見ドライブなどを計画してみるのも悪くないでしょう。