ABS秋田放送

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農業の再生をテーマにしたセミナーが都内で開かれました。

講師として参加した大潟村の農家・涌井徹さんは「家業として続いた農業から成長産業」に転換する必要があると訴えました。

国内大手のシンクタンク=日本総研や三井住友銀行が都内で開いたセミナー。

「10年後の農業」や「農業の再生」がテーマで、基調講演では大潟村の農家涌井徹さんが登壇しました。

みらい共創ファーム 秋田涌井徹社長
「コメの収入の不足を兼業収入でなんとかカバーしていたお父さんの兼業収入、お母さんの収入なければ息子の兼業収入、そしてこれ以上赤字を続けられないということが、いま急速に農家が農業を辞めていく現実になってきた」
「過去は変えられないけど未来は創ることができる。どんなに問題がいままであったとしても、これからのことはこれから考えればいいね」

その上で涌井さんは「食料安全保障を共通課題とし、 あらゆる産業界が結集して農業を再生することが安定供給を守る唯一の道だ」と述べ、「家業として続いた農業」から「成長産業」に転換する必要があると訴えました。

2030年代には生産力の低下で需給バランスの崩壊が指摘される主食のコメ。

深刻な担い手不足と高齢化の中、国は「地域農業を維持する人の確保」が最大の課題だとして新規就農に加え、企業の参入も後押ししています。

セミナーには、集落営農組織を子会社化するなどして農地を330ヘクタールまで拡大させた、埼玉の農業法人の代表なども参加。

実例を交えながら、農業再生のアイデアを出し合いました。


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