斬新テールもカッコいい! 新型「キックス」はいつ日本に導入される!?[画像は北米仕様]

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すでに国内で「公道テスト車両」の目撃情報も!

 現在日本で販売されている日産のコンパクトSUV「キックス(キックス e-POWER)」は、2020年に導入されたモデルです。

 ただ北米では、すでに2代目となる最新型が発売中。しかも「めちゃくちゃかっこいい」と話題です。

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 北米で最新型のキックスがワールドプレミアされたのは2024年3月のこと。力強いボクシーなフォルムに横方向へ広がるビレット調グリルを組み合わせた新世代デザインが注目を集め、「イケメンになった」とSNSでも話題となりました。

 日本で販売されている従来型のキックスとは一線を画す存在感があり、「日本に来たら絶対売れる」と感じさせる仕上がりです。

 横基調の太いバーが並ぶフロントグリルは新型「ムラーノ」(こちらもまた現在は北米専用モデルで日本未導入)と似たデザインです。

 シンプルながら力強くSUVらしいタフさに溢れながら、デジタルVモーションのイメージもあるなど、日産らしさも表現されています。

 リアは逆L字のフルLEDテールランプが備わり、リアフェンダー付近でキックアップするウインドウラインと相まって骨太な印象。ホイールには水引のような模様が取り入れられ、日本のブランドらしい緻密な意匠をさりげなく感じられる点も魅力です。

 インテリアは、12.3インチのフルデジタルメーターと12.3インチのディスプレイオーディオを水平にレイアウトした、最新の日産のデザインを踏襲。従来型キックスにはないアンビエントライトやパノラミックムーンルーフ、電動パーキングブレーキ(ブレーキホールド付)なども備わるなど、質感と先進性が大幅に高められており、正常進化を遂げています。

 ボディサイズは全長約4366mm×全幅約1800mm×全高約1630mm(北米仕様)で、現行型キックス(全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm:日本仕様)よりひと回り大きくなりつつも、日本の道路環境でも十分扱いやすい範囲に収まっています。

 ミドルクラスSUVの「エクストレイル」(全長4690mm×全幅1840mm×全高1720mm)ほど大きくなく、コンパクトカー「ノート」(全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mm)よりもSUVらしくゆとりがあるという絶妙な位置づけで、日本に入ってきたとしても受け入れられやすいサイズといえるでしょう。

 北米仕様のパワートレインは、2リッター直列4気筒の自然吸気ガソリンエンジンのみで、最高出力141ps、最大トルク190Nm、燃費は市街地モードで28 MPG (約11.9km/L)、高速モードで35MPG(約14.9km/L)と、確かに必要十分なパフォーマンスではありますが新鮮味はなく、より燃費に優れるハイブリッド(e-POWER)仕様がない点は残念なポイントです。

 では、日本仕様の新型キックスはどうなっているのでしょうか。

立ち上げ当初は日産・追浜工場で生産することを公表済み

 2025年4月、日産がおこなったイベント「NISSAN START AGAIN 2025」で、2026年度までに日本市場へ4つの新型車を発表予定だと発表し、4モデルが並ぶティザー画像も同時に紹介されていました。

 新型エルグランドと新型リーフを中心に、背後にはコンパクトSUVと軽自動車とみられる2台のシルエットが映し出されているというものです。

 そのうち軽は「ルークス」が同年8月に登場済みで、新型エルグランドも「ジャパンモビリティショー2025」で正式発表されたことから、残るはコンパクトSUVのみという段階に入っています。

イベント「NISSAN START AGAIN 2025」で新型「リーフ」(右)とともに公開された、日本市場導入予定の「新型SUV」

 2025年7月には、日産のエスピノーサCEOが、同社の追浜工場(神奈川県横須賀市)での車両生産終了に関連して、日本向け新型キックスの生産は、追浜工場で開始したのち、段階的に九州工場へと移管する旨を発表しています。

 追浜工場における車両生産終了は2027年度末とのことですので、それを考慮すると2026年度前半には新型キックスが登場する可能性が高いと思われます。

 また2025年12月に入り、国内で新型キックスのテスト走行車両の目撃情報がSNSなどで話題となっています。

 しかも発売前にもかかわらず、目撃されたテスト車両の擬装(カモフラージュ)は軽微だったといい、正式発表が間近であることをうかがわせます。

 日本仕向けのパワートレインは、従来モデルと同様に、e-POWERの一本化となる見込みですが、最新の第3世代ではなく、ノートなど現行モデルに搭載されている第2世代が採用されると思われます。

 できることなら、よりリーズナブルな200万円台前半で手に入るガソリンモデルも用意してほしいところですが、日本仕向けのキックスに適した小排気量の純ガソリンエンジンは、日産の現在のラインナップに存在しません。

 あえてあげるならば、商用バン「AD」の1.5リッターエンジンや、「NV200バネット」の1.6リッターエンジンがありますが、いずれも世代が古く、最新のキックスに搭載するには適していないと考えられます。

 ほかにも海外市場向けの小排気量エンジンの選択肢がないわけではないため、日産の判断にも注目が集まります。

※ ※ ※

 スタイリッシュで、日本市場で販売されているどのSUVも似ていない、独自の魅力を持つ新型キックス。日本への導入は間違いなく話題になることでしょう。

 日産からの続報に期待しつつ、一日も早く日本市場に登場することを願いたいところです。