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インフルエンザの警戒期に入り、体調を崩して薬を飲むという人も増えているのではないでしょうか。その薬ですが、ついついお茶やジュースなどで飲んでしまうことはありませんか。正しい薬の飲み方とは…改めて薬剤師に聞きました。

「エナジードリンク」「青汁」「牛乳」「コーヒー」×「薬」はOK?NG??画像で確認

皆さんは「薬」を何で飲んでますか?

(街の人)
「お薬飲むときは、お水か白湯でしょ」
「お茶の入った水筒を常に持ち歩いているので、基本そういう時はお茶」
「スポーツ飲料とか。水よりは栄養摂取できるかなみたいな」

気温も下がり、風邪を引くなど体調を崩しやすいシーズンに。街では、薬を飲む際の飲み物についてさまざまな意見が聞かれました。
 

果たして薬は「水」以外で飲んでも大丈夫なのか?

(岡山市立市民病院 松山哲史 薬剤部長)
「薬の種類って本当たくさんあって、病院で出すだけでも1万種類以上あります」

岡山市立市民病院の薬剤部長・松山哲史さんは、薬は開発段階で一般的に想定されている飲み物があるといいます。

(岡山市立市民病院 松山哲史 薬剤部長)【画像②】
「もともと水で飲むことを前提に作られています。薬を飲むときは必ずお水または白湯で飲むっていうのが、まず、大事なことになります」

「水」以外で飲んだ場合はどんな影響?お茶・コーヒーなどでは…

薬を「水」以外で飲むとどのような影響があるのでしょうか?松山さんの説明では、緑茶といった苦味が強く濃い飲みものは、カフェインが多く含まれ、薬の効果に悪影響を及ぼすといいます。

【画像④~⑥で図解】
ジュースは、薬の分解に必要な酵素の働きを阻害することがあり、効果を必要以上に強めるおそれも。コーヒーは、薬の吸収の低下や副作用を引き起こすことも。牛乳は、含まれているカルシウムと薬が結合することで、抗生物質などの効果を弱めることも。

炭酸水は、炭酸の発泡により、錠剤の破壊が促進され、薬の成分が急速に放出されることで、副作用が出やすくなるおそれも。アルコールの場合、特に睡眠薬などは呼吸抑制を引き起こし、命に関わる副作用が出る危険もあるといいます。

また、スポーツドリンク、オレンジジュース、炭酸飲料などの「酸性飲料」を薬の服用直後に飲むと、薬の吸収が変わる可能性もあるため、服用後は最低でも1時間以上空けることが望ましいということです。

そのほか、避けたほうがよいパターンは「エナジードリンクと一部の解熱鎮痛剤」「納豆・青汁と血液をサラサラにする薬」などがあるということです。

「水で薬を飲んだ後」他の飲み物を飲む際の注意点は?

もし、薬を飲んだ後に水以外を飲む場合は、1時間以上あけるのが望ましいということです。薬の飲み方に不安がある場合は、「医師や薬剤師に相談を」と呼びかけています【画像⑦】。

(岡山市立市民病院 松山哲史 薬剤部長)
「薬は食品ではないので、やっぱりお薬です。正しい使い方をしないと、かえって害を起こすこともあります。しっかり飲み方を守っていただいて飲むことが大事なことだと思います」

薬を嫌がる子供 「アイスクリーム」や「ジュース」などに混ぜてもいい?

子育て中の筆者ですが、子供が薬を飲むことを嫌がるためアイスクリームやジュースに混ぜて飲ませることもあります【画像⑧】。

松山さんはこれについても「医師や薬剤師に相談」するべきだと言います。

(岡山市立市民病院 松山哲史 薬剤部長)
「皆さん子供に薬を飲ませる苦労をされていると思います。アイスクリームやジュースに混ぜてあげることもあると思いますが、こちらも薬の種類によります」

「子供の場合は『アイスクリーム』や『ジュース』などに混ぜてもいいような薬も開発されていますが、『子供用の薬は元々(子供が)飲みやすいように作られていたり、味が付いている薬もあった飲みやすいように工夫されている薬もたくさんあるので、子供が嫌がる場合は、医師や薬剤師に一度相談してみることがいいかと思います」

松山さんは「毎日の服薬習慣を見直し、正しい方法で薬を服用すること」が大切だと言います。

(岡山市立市民病院 松山哲史 薬剤部長)
「少しの心がけで、健康を守る大きな一歩となります。ご自身の健康のため、治療効果を最大限に得るためにも、ぜひ水またはぬるま湯での服用を心がけてください」