子どもの花粉症について


まずは子どもの花粉症について解説します。

症状や原因・対策を知り、薬以外の対策ができることを知っておきましょう。また受診の目安も把握しておくと、市販薬で対処してもよいかどうか判断できますね。


子どもの花粉症に見られる症状は?原因・対策は?
子どもの花粉症に見られる症状は、基本的に大人と違いはありません。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが現れます。子どもは大人に比べて鼻腔が狭いので、鼻づまりが出やすい傾向にあります。また、人によっては肌がかゆくなる子や、のどがイガイガしてしまう子もいらっしゃいます。どの症状が強く出るかは人それぞれ異なるので、改善したい症状に合わせて薬を選択する必要があります。

なお、花粉症は、体内に入った花粉に対して免疫が過剰反応することで発症します。そのため1番の原因は花粉で、対策としてはできるだけ花粉に触れないことです。具体的には、外から帰ってきたら服についた花粉を払ってから家に入る、出かけるときは必ずマスクやメガネをするなどの対策があげられます。


【症状別】子どもの花粉症におすすめの市販薬の選び方




子どもの花粉症は、くしゃみ・鼻水、鼻づまり、目のかゆみなど、症状によって適切な市販薬の選び方が異なります。
症状に合わせた薬を選ぶことで、より効果的に症状を和らげることができます。ここでは、症状別におすすめの成分や薬剤タイプをご紹介します。

実際に薬剤師が選んだ薬を見たい方はこちらへ
くしゃみ・鼻水の症状には【抗ヒスタミン薬】
くしゃみや透明な鼻水が続く場合は、フェキソフェナジンなどの眠気が少ない抗ヒスタミン薬がおすすめです。
これらの薬は、アレルギー反応の原因となるヒスタミンの働きを抑えることで、症状を和らげます。
眠気が起こりにくいため、学習や運動などの日常生活への影響が少ないのが特徴です。また、継続して服用することで、症状の悪化を防ぐ効果も期待できます。
使用前には年齢や体重に適した用量を確認し、必要に応じて薬剤師に相談しましょう。


鼻づまりの症状には【血管収縮薬配合の点鼻薬】
鼻づまりがひどく口呼吸になってしまう場合は、ナファゾリンなどを含む血管収縮薬タイプの点鼻薬が効果的です。これらの成分は鼻の血管を収縮させ、即効性があるため、短期間の使用で鼻の通りを改善し、夜間の睡眠もサポートします。
ただし、連続使用は2週間以内が目安です。長期間使用すると「薬剤性鼻炎」を引き起こす恐れがあるため注意が必要です。使用する際は、用法・用量を守り、症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。


目のかゆみ症状には【抗アレルギー点眼薬】
目のかゆみや充血、涙目がつらい場合は、クロモグリク酸ナトリウムなどを含む抗アレルギー点眼薬が適しています。これらの成分は、アレルギー反応の原因となるヒスタミンの放出を抑えることで、かゆみや赤みを軽減します。即効性はやや控えめですが、定期的に使用することで症状の悪化を防ぐ効果が期待できます。
症状が強い場合は早めに使用を開始することがポイントです。使用前には用法・用量を確認し、異常を感じた場合は医療機関に相談しましょう。