その乾燥、エアコンのせいじゃないかも?更年期に"塗るだけ保湿"が効かないワケ。うるおいを取り戻す新習慣とは
外はムシムシ、室内はエアコンでキンキン。1日が終わる頃、気づけば肌も喉もカラカラに…。このように「汗をかいているのに渇く」という矛盾に悩まされる更年期世代の女性は多いのだそう。乾燥の原因と体質改善のヒントを薬剤師の山形さんに教えてもらいました。
更年期に乾燥しやすい理由は?

更年期に入ると、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量が急激に減少します。
エストロゲンは皮膚や粘膜の水分保持を助けるホルモン。分泌量が減ると、肌のバリア機能は弱まり、汗や皮脂量も低下してしまいます。
その結果、真夏であっても肌はパリパリ、目や喉はカラカラ。髪や爪、膣や尿路粘膜まで乾きやすく、かゆみや違和感を覚える人も少なくありません。
さらに室内外の温度差や冷房の乾いた風が追い打ちをかけ、水分蒸発を促進。「保湿しても追いつかない」状態が続くのは、この二重の乾燥ストレスが原因です。
保湿クリームだけでは足りない理由

「乾燥対策」と聞くと、保湿クリームの使用を思いつく人も多いでしょう。ただし、外側にフタをしても、内側からうるおいを生み出す力が衰えていると、根本的な改善にはつながりません。
しかも夏は汗でベタつきやすく、保湿力の高い保湿クリームを塗り続けるのが億劫と思う人も多いはず。どんなにいい保湿クリームを買っても、続けられなければ意味がありません。
また、うるおいを保つためには水分補給も大切ですが、やはりそれだけでは不十分。体内でうるおいを保つ力が低ければ、飲んだそばから排出されてしまうことも。
根本改善には"漢方"という選択も

更年期はほてりや寝汗、手足の熱感、舌の赤みなどに悩まされる人が多い世代です。「汗をかくのに乾く」「保湿が苦手」という更年期特有の悩みには、体のバランスを整える漢方薬の力を借りるのも一手です。
監修/山形ゆかり●薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ。
